哀しい一報を聞き、ひたすらその子の生存を願っていたので、言葉にできないショックを受けました。そして、まだ見ぬ彼を思って、泣けました。
同じ市内に住むわんこ飼いとして、自分に何かできることはなかったかって。
実際、会ったことがない私でさえそうなのだから、ご家族、知り合い、関わってきた方々の哀しみと苦しみ、そして絶望は計り知れません。
多くのブログ、フェイスブック、獣医師会の迷子情報等々、いろいろなものでこの子を探していると目にしていたことがあったかと思います。
まだ寒い2月の昼間の出来事でした。
飼い主さんと散歩中、車と接触したことに驚いて逃げてしまった、GR 6歳の男の子がいました。
飼い主さんやお知り合いの方々、それはそれは必至で探されていました。
その子が、つい数日前のこと。
残念ながら。。。いなくなった場所からそれほど離れていない場所で遺体で発見され、ご家族のもとに帰ったそうです。
ケガを負っていたかもしれないことから、厳寒期の大雪の中、動けなかったのでしょうか。
寒かったろうし、心細かったことでしょう。なんといっていいか言葉に詰まります。
冬じゃなかったら、、、車にぶつからなかったら。。。リードが離れなかったら、、、
いろんなタラレバが、心をよぎりますが、彼の笑顔はもう帰ってきません。
それでも。
残された私達は、今回の哀しい出来事を自分のことのように思い、自分だったらその時どうしたか。何ができたか、を今一度、考えるきっかけにさせていただいたらどうでしょうか。
いつ、同じ立場になるかわかりませんもん。私だって。うちの子達だって。
それが、彼が生きていた証、確かにここにいたって証になるんじゃないかと思うんです。
今日、我が家は午後からランに行って、いつものように楽しく過ごしてきました。
そう。
一緒に笑っていられるのだって、実は、単にラッキーなだけかもしれません。
何気ない毎日の積み重ねや平凡な毎日が、実はかけがえのないもので、幸せなんだと改めて気づかされます。

会ったことのない、R君。
大好きなお家に戻ってこれて良かったね。
もう寂しくないよね。
あなたがいなくなってショックを受けている方々が、いつかいつの日かまた笑顔になれるよう、お空で見守っていてください。お願いします。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 東麻生どうぶつ病院 ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆