緊急手術のわんこ | てりテリ通信~動物病院の日常あれこれ話

てりテリ通信~動物病院の日常あれこれ話

札幌市東区の東麻生どうぶつ病院のスタッフブログです♪

日々の出来事で感じたことや、病院からのお知らせなどをお伝えします。

★一日一回クリックして下さると励みになりま~す♪  どうぞ、よろしくお願いします。

   にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
  にほんブログ村



堀内センセって、「嵐を呼ぶ男??」んにゃ「嵐を置いて行く男」だよ~って、会話が交わされるほど、現在、重症の入院、手術がいっぱいでてんやわんや状態です。


あ゛、もちろん、トリミングもみっちり。。


そして、今晩は、夜の外来が終わり次第、緊急手術が入りました。。

一週間に二度も夜に手術が入るなんて。。。久しぶりですぅぅぅ。

それでなくても、昼間もみっちり入っているのに。。


どーしたんだろふ。。。


さて。

今回のわんこは、『子宮蓄膿症』です。しかもっ。『閉鎖型』~!!


このブログでも、何度も書いてきましたが、避妊手術をしていない女の子なら、どの子もなるかもしれない、命に関わるとってもおっかない病気です。

わんこ、にゃんこに限らず、ハムスターやウサギさんもなっちゃいます。



出産の有無に限らず、もう、どの子もDNAに組み込まれているんぢゃない?って思っちゃうくらい、多いです。うちだと、2~3カ月に一度は手術しているかなぁ。大抵、緊急です。。


それでも、最近は、折に触れ、ある年齢になったら、こちらから避妊手術を勧めるようにしているので、かなり減ってきましたよ。


何度も書いているので、今更かもしれませんが。。少しだけ書きます。

避妊手術を迷っている方がいるかもしれないので。


私達ヒトと違うのは、彼らは『閉経がない』ってこと。

だから、いくつになっても、キチンと定期的にヒート(生理)がくるはずなんです。

でも、、

年をとってくると、時期がずれたり、出血量がかわったりなど、生理不順になってくる場合があります。

それは、もう卵巣や子宮が病気のシグナルを出していると考えてもらって、次のヒートまでに、避妊手術を

かなり前向きに考えることをお勧めします。


また、年を取ると、いろんな病気にもなっていくのでそれだけ麻酔の危険性も出てきます。

そして、子宮蓄膿症は、まったなし!、手術が無事終わったとしても、手遅れのため後遺症で亡くなることもあります。

また、今回のように、閉鎖型といって、膿が表に出てこないケースの場合は、飼い主さんの発見が遅れることが多いため、最悪なことになりかねません。。。


だから、うちでは、朝だろうと、夜中だろうと必要があれば、緊急手術をしてきました。

その子の命を救うために。。。


さ。

Kちゃん、がんばるぞぉぉぉぉ グー


今夜は、長い夜になりそふです。。。


元気に、クリスマスを迎えるのだ~。。。!!!


ぶっち君も、輸血に供え、今晩は残業予定です ^^


シクラメン、とっても好評で、残り6鉢となりましたん♪



*:..。o○☆゚・:,。* 東麻生どうぶつ病院 *:..。o○☆゚・:,。*

   http://www.teriteri.net/index.html