その子のことで、娘さんから相談の電話がきたのは、去年の春のことでした。
当時のかかりつけの病院で、目のガンの疑いと言われ、軟膏を塗るよう指示があったものの、怖くてでき
ない。何か他に方法がないかということだったかと思います。
その夜、仕事帰りに寄って下さり院長といろいろ話し、今後の治療方針などのアドバイスを聞かれていきました。
その際、このブログを見ていてくれたとのことで、「ここならいろいろ考えてくれるかも」って思ったんだそお。そして、ご両親を説得して一度、その子を連れてきたいと言っていました。
とりとめのないことばかり書いているブログでも、そんな風に思って下さる方がいて、ありがたいです。。
それから。
数日後、来院されました。
診察後、片側の目からほっぺにかけて、お岩さんによふに腫れあがっていたのですが、これは目のガンによるものではなく、歯のトラブルと診断がつき、そちらの治療が始まりました。
これまでの間、ガンだと思っていたので、どれだけ心細い思いをしていたことでせふ。
ママの顔に、安堵の笑みが広がりました。
そして、びっくりするくらい、みるみる良くなっていったのでしたん。
この時、その子は19歳。ガッツのあるお嬢さんです ^^
その子が老衰のため、立てなくなったのは、夏くらいかなぁ。
それから、つい最近亡くなるまで、数日に一度の来院がはじまりました。
夏が過ぎ、秋になり、そして冬がきて。。彼女は20歳になっていました ^^
寝たきりとなっても、暖かそうなベッドにくるまれて通う彼女は、嫌なことはイヤと言いつつ、彼女らしい人生を送れたのではないかと思います。前日まで食べれていたそうだし。。良かった。苦しむこともなくって。。神様、ありがとお。
ご苦労さまでした。
雨の日も、風の日も、そして吹雪の日も、病院に来るのが日課となっていたパパママ。
決して、近い距離ではないのに、、、本当にお疲れ様でした。
先日、ご挨拶に見えた際には、笑顔のママから「娘も言っていました。ここの病院にきて良かった。先生に診てもらえてよかった。って。」
私達は、ペット達が亡くなった際、飼い主さんが「いままでありがとう。」ってその子に言えたって聞いた時に、心から良かったって思えたりします。少しでも後悔しないですむように。。
そういう、かけはしになりたい。
だからね。
お気持ちだけで十分、お礼はいらないんですよん ^^
ありがとおございます。
いただいたシーツや砂。
ママ。
何気に手にとって、賞味期限を見てみたら、まだまだ先のものばかり。
なんだか、年甲斐もなく胸がキュンとなって涙が出ちゃうわ。。
チャッピーちゃん、またいつか、どこかでね。
あなたのことは、忘れない。
*:..。o○☆゚・:,。* 東麻生どうぶつ病院 *:..。o○☆゚・:,。*
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