バタバタしている昨今の診療時間。
ふと気がつくと、待合室から楽しげな会話が聞こえることも。
あれ?お知り合い?って聞くと、大抵の場合、「いいえ~ ^^」ってはずんだ声が帰ってきます。
うふふ。そーなんだ (*^▽^*)
ドキドキしたり不安いっぱいの待ち時間が、ちょっと軽くなってくれると嬉しいな。
そんな中、先日、こんな話を聞きました。
「さっきね。二人で言ってたの。いざ自分ちのわんこが病気になったら、途端にその子の気持ちがわからなくなる、って。」
。。。。なるほど。。
多くの場合、みなさん頭が真っ白になってしまったり、そうだと思いたくないと思うことが多いもの。
私達は、その都度、どこまで理解してもらえているかを確認しながら、いろんな言い方で、何度も繰り返し説明するようにしてたりします。
そう。その子を支えるために、まず飼い主さんが現実を受け入れ、さまざまな覚悟ができるよう。
急いで、治療の選択を考えてもらわなくてはいけないことも多いから。
そして。
もし、ママやパパがショックで頭が真っ白になったとしても、その子は変わらない。きっとね。
そして、大好きなパパママをまっすぐな瞳で見つめているはず。そう。いつもとおんなじよふに。
だから、、、心がどんなに重くても、なるべくならその子の前で、泣かないで。哀しまないで。
事情がわからない彼らが、心配になっちゃうから。どーしても泣きたくなったら、涙は別な場所で、ね。
できれば、、今は、まだ涙はとっておこうよ。だって、その子は現実にそばにいてくれるんだから。
今、そこに存在してくれる、声をかけたら聞こえる距離にいて、いつもと同じ優しい時間が一緒に流れる、ただそれだけを素直に喜んで欲しい。難しいことかもしれないけれど。
過ぎていく毎日の中で、『その子にとって良かったこと』をみつけませんか?
たとえば、ぐっすり眠れたとか、呼吸が辛くないとか、美味しく食べれたとか、いつもなら当たり前のようなことでも、病気の時は当たり前ではなくなってしまうから、そんな時こそ、一緒に喜べたらいいなぁと思います。
そう。そんな時こそ、喜べるところを見つけませふ ^^
そして、自分の気持ちが整理できない時は、私達がいつでも相談にのります ^^
ただ、話を聞くことだけしかできないかもしれないけれど。。
そしてそして、闘病が長引く過程の中で、どうしようもなく心が辛くなったら、その時は、本人に直接、グチでも不安に思っていることでも何でも伝えてみませんか?
長年、一緒に暮らしてきた家族だもの。
パパママのその時の想いを、ちゃんと聞いてくれますよん。
とまどいやや哀しみ、そして治療のなかでのちょこっと嬉しかったことなど、そんなことを受け止めてくれます。
きっとね ^^
家族だもの。そして自分のことだもの。
彼らは、言葉がしゃべれないだけで、ちゃんとわかってくれるはず。
そんな存在だと思います。
心が迷っている時、そのままの想いを彼らに話しかけてみませんか?
思ったことをそのまんま。
「ねぇ、聞いてくれる? ママね。。」って。
もうすぐ、まりあ(GR 11歳半)が逝って、5回目の命日がきます。
一昨日、彼女のお友達が老衰のため13歳(スタンダードプードル)でこの世を去りました。
今頃、みんなで仲良く遊んでいるかなぁ ^^
駐車場の向こう、車庫の自宅玄関のところに、去年こっそりこんな花壇を作りました。
昨年、15歳で老衰で亡くなった、我が家生まれのラブ君ちからいただいた、ブルンネラが咲きました~。
私は、この花を見たら「ラブンネラ」って勝手に呼んでいます ^^
お隣は、ワイルドストロベリー。こちらもお花が咲き始めました~。
*:..。o○☆゚・:,。* 東麻生どうぶつ病院 *:..。o○☆゚・:,。*
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