10月4日、突如黒い幼虫が転作大豆栽培の水田からはいだし、道路にゾロゾロ。
近所のおばさん達が箒で掃き集め、足で踏んだり水を入れたビンで水死させるなど虫対策に追われる。
しかし、虫の数は日ごとに増えて、7日頃には4mの舗装道路を越えて屋敷へ、少しでも隙間があれば
家の中まで入ってくるまでに数が増えた。
数は、数えようもないが、ちょっと住宅のコンクリートのタタキを掃けば100匹は越え、すぐにまたゾロゾロと
虫が出てくる。おそらく毎日何万匹という幼虫が這い出してくると思える。
舗装道路は踏みつぶされた虫の死骸で曼荼羅模様に染まっている。
何とか、住宅への侵入をくい止めようと、3回ほど農薬(スミチオンやトレボン)を散布。
しかし、止めどなく大豆の中から出てくる虫は止めようがない。
発生から1週間たった10日には道路や屋敷内、家の壁などありとあらゆる所に黒い虫。
近所のおばさん達は、50~100㎡ぐらいの家庭菜園に野菜を作っており、
だいこん・ほうれん草・キャベツ・にんじん・白菜など種を蒔いたり、苗を植えたりして、
秋冬野菜の仕付けが終わったところで、これからの成長を楽しみに管理していた矢先の出来事だ。
発芽間もない大根やほうれん草、苗を買ってきたキャベツなどがどんどん虫に食べられ無くなっていく。
普段は優しい近所のおばさん達も怒りだしカンカン、自治会長さんを通じて、大豆の耕作者に対策を要望。
自治会長さんに聞くと、被害が出ているのはこの近所だけでなく、毎日のように電話がかかり
苦情処理をしてもらっているらしく、
自治会長さんも電話が鳴ると憂鬱になると言っておられた。
どうして今年はこれほどヨトウムシの発生が多いのかと、県の農業研究部に聞いたところ、
今年は、9月の気温が異常に高かったことと、雨がほとんど降らなかったことが原因と考えられる・・・
という回答だった。
12日になってようやく大豆の耕作者が、防除にやってきて殺虫剤を大豆全面に散布していった。




