12月はシカ6頭、アナグマ2頭でした。
11月より成績が悪いですが、既に前年比(13頭)を超えてます🦌
頑張り様によっては25頭前後はいけるのでは…と自惚れております(`・ω・´)
22年12月はそこまで寒くなく、本業も忙しくなかったのでまだ余裕がありました。
イノシシも掛かって解体する余裕もありました。
お待たせしました⚠️⚠️閲覧注意です⚠️⚠️
本業においては23年12月は急に寒くなった事で、市場が敏感に反応して忙しくなったのだと思います。
年末ギリギリまで忙しかったのは、翌月(1月)の原油価格が値上がりだったのではと予想します。
12月中に在庫を抱えておきたいという心理です。
現に年始に5連休という繁忙期に仕事の空白が生まれてしまってます。
1月はさっぱり流れが読めません。
去年は25日に大雪で交通マヒが起こり大混乱しましたが、今年はもっと大規模な交通マヒが起こる可能性もあります。
狩猟も同じで冬眠してる筈の「アナグマ」が掛かったり、クマの目撃も減ってはいるもののまだ報告があったりします🐻
シカやイノシシも今年は違う行動を取る可能性がある🦌
こちらも先回りして捕獲できるように現場に出向いて情報収集が必要です。
さて、猟友会支部長宅に「写真」と「尻尾」の提出をしてきました。
今月はシカ6頭とアナグマ2頭になります🦌
当市ではダントツで多い捕獲数だと言われました。
累計はシカ17頭+アナグマ2頭
今年は皆さんよく獲れてるようで「師匠」も累計6頭だったと聞きました👍
やはり話題になったのは12月捕獲の雄シカです。
今見返しても迫力ある一頭だと思います。
トロフィーにして飾るのを勧められました👍
良い機会だったので気になっていた「有害鳥獣駆除の欠格事由」について聞いてきました。
① 副業で有害鳥獣駆除をするのは欠格事由?
これは全く該当しないとの事です。
確かに11月の親睦会でも会社員や公務員、自営業者もいました。
罠も銃も含めて副業でされている方が殆どです。
確かに師匠(理事)も現役時代は警察官の副業でした。
熱中症の山の元ハンターさんも姫路で有名な金属加工会社勤務で有害に従事されていたらしいです。
私と同業者の方も「京都府舞鶴市、綾部市、宮津市、福知山市」で、兵庫県では「加東市、加古川市、明石市、姫路市」で有害をされております。
当市においては「市会議員」の方もいます。
明石市においては、朝獲れたアナグマやイノシシを持って来て宿直の時に一人鍋してる猛者もいました🐗
よく考えれば当市では有害を本業で出来る方ってほんの一握りになります。
「年金生活者」か「ニート」。
そりゃ捕獲が捗らないわなぁ(^◇^;)
あとは強引な考え方で「有害」という本業と「会社員」という副業。
もはやこれは言葉遊びだろう💦
だから欠格事由には当たらないようです。
② 辞退するにはどうすればいいか?
辞めても本人が勝手に言ってるだけで翌年許可は市から一方的に出ます。
「狩猟免許が無くなる」か「銃を手放す」か「逮捕される」か「精神病として認知される」かしないと許可は出てしまいます。
有害従事者が圧倒的に足りない当市では選り好みしてる余裕はないそうです。
③ 許可が出ても自粛した場合は?
これも翌年普通に許可が出ます。
不測の事態に対処をお願いするも、「許可が無いから無理です」では話にならない。
なら有害枠を余らせるより全て埋めた方が不測の事態に備えられる。
行政は「ヤレる人」ではなく、「できる人」にしかOKサインを出しません。
ヤレても許可がなければただの「一般人」です。
④ いつの間にか「有害」という沼にハマってる?
私の場合は「沼」にハマってると言えるでしょう。
強引に引退しようとすると数年積み上げた実績を自分で壊さないといけない。
場合によっては積み上げた分以上に評価を落とさないとならない。
翌年捕獲ゼロでも、逮捕されても、免許返納しても今までの自分の実績を地に落とす事になり、「あいつばダメだな…」というレッテルを貼られる事になる。
三行半というヤツだな。。
無駄にプライドが高い私には到底受け入れられない。
恐らく私の場合は期待と重圧もあり、前年比イーブンでも「何かあった?」と疑問視されかねないだろう。
戻るも進むも「苦労」はついて回るんだろうね。
実際市の担当者には感謝してる。
これまでに2人の方に担当して頂いたがどちらも頭が上がらない。
獣害に対して本当に「一生懸命」になってる。
そんな方に頼られては「断る理由」がなくなってしまう。
どうしても「断る」という判断ができないのは私の短所だ。
ちなみにどちらの担当者さんも当ブログをご覧になっています。
たまに「いいね」を頂きます👍
私の「市役所員像」を根本から壊すほど身を粉にして働いてます。
それこそ土日祝、有給休暇中も関係なく…
まぁそれは後日に説明します😁
あと専業猟師が圧倒的に少ないのは「儲からない」のと「サポート体制の無さ」が大きな理由だと思います。
兵庫県においては他府県と比べて「報奨金」が圧倒的に少なく、有害で50頭程度では年収の10%にも満たない額にしかなりません。
仮に1人でノルマを全て達成したとして…
シカ60頭、イノシシ60頭、アナグマ、ハクビシン、アライグマ、ヌートリア各20頭
全て満額貰えたとしても150万にも届きません。
140万にも130万にも届きません。
はっきり言って「ナマポ」以下の生活しかできない。
それは行政が「本業ありき」でのボランティアという位置付けだからです。
ちなみに今年の有害…獲れ高と報奨金はイコールではありませんでした。
支部で60頭で私が44頭、残りの方で16頭と公表してますが、実際報奨金の対象になったのは46頭に対しての44頭。
最終日にベテラン猟師が2頭報告したので合計62になり、1番下っ端の私が2頭切り捨てられています。
これは違法ではなく報奨金対象が60頭であり、70頭まで捕獲が許可されてるという事です。
これを公表しなかったのは「有害に興味を持たれた方」のやる気を削ぐ可能性があると判断したからです。
若い人材に「縦割り」や「頭数より年功」という悪しき習慣を晒す事になる。
サポート体制の無さは残滓の処理施設がなく都度埋葬する必要がある。
人の目に付く場所では腐敗臭が発生したり獣が食い荒らして道端まで移動してきてる事もある。
土質も重要で石や岩があると掘るのが大変💦
全ての土壌が田んぼや畑みたいなワケではない。
むしろ簡単に掘れる場所の方が少ない。
竹藪なんかストレスMAX不可避です(^◇^;)
そこまで移動する為の積卸や移動等全て捕獲者の責任でやらないといけない。
多い月では10頭以上埋葬する事になる。
当然埋める場所が無くなる。
より高い場所まで引っ張って埋める必要が出てくる。
簡単に埋められる場所こそ過去に埋めた場所なので2〜3巡すると周辺に骨が散乱して腐敗臭が消えずに滞留する☠️
これがクレームに繋がり「埋め方が悪い」「住民の事を考えて欲しい」という論調になる。
そりゃ猟師が減るのも当然だと思います。
埋めるのも人間の視界から消すのは簡単です。
砂利や落ち葉を被せれば見えなくなります。
嗅覚の優れた獣は簡単に見つけて掘り返します。
なので深く、しっかり土を被せて僅かな臭いすらも漏れ出ない程埋める必要があります。
これが非常に難しいししんどい…
この現状が当市における「真実」です。
これを専業でするのは事実上無理でしょう。
それこそ潤沢な蓄えと時間があり、埋める体力とメンタルを兼ね備えた「年金生活者」と「ニート」だけになってしまう。
そこに「狩猟免許保持者」と「猟期の捕獲実績」という要件を満たしてる方。
報奨金支給は上期が9月末。
そこまでは無支給です。
猟具や道具のメンテや燃料代も当然自腹。
これで「仕事舐めてるやろ」とか言われたら辞めたくもなります。
猟師に逃げられても仕方ないと思います。
当市だけに限らず全国的に似た様な自治体は多数存在すると思います。
できるなら自治体判断ではなく、国が明確な判断と制度設計を示して欲しいと思います。