コリをほぐしたい
とのご相談が続きました。
二人とも杖を使っている男性で、
腰から太もものお悩み。
杖を使っている側に
カラダが傾き、
体重が乗っているため、
その部分に常にプレッシャーが
かかっています。
そのことにお話の中で触れると
お二人とも
自分のカラダなので、
十分実感していました。
じゃあどうすればよいのか?
全体の筋肉疲労もありますが、
一人の方のお話しでは、
太ももの相当奥にコリを感じていて、
「ラクになることが無い」
そうです。
唯一は
「温泉で少しラク」。
この方は長く杖を使っているそうで、
様々なサポーターや
テーピングなど
かなり試したそうです。
サポーターやテーピングは
支えになってくれますが、
根本的な解消ではありません。
姿勢、体勢によって、
常に感じている
プレッシャーの部分があり、
その部分の
プレッシャーを変えない限りは
変わらないのです。
姿勢で、
部分的にかかるプレッシャーは、
杖などを使わないといけない状況や、
ハンディキャップがある場合は、
変えることが難しい・・・。
「どうしようもないの・・・?」
体格では、
体重が結構オーバーしているので、
実行はキツいかもしれませんが、
減量をおすすめしました。
荷重が減れば、
プレッシャーを受けている部分も
負担を減らすことができます。
単純ですが、
非常に効果的な方法です。
そして1人の方は、
本来の使用部分ではない所に
ベルトを着ける工夫をしていました。
腰用を胸の部分に着けていたのです。
「胸や肩甲骨を支えたい訳ではなく、
土台になるような部分を
腰より上に作りたかった」
と言うことです。
キリンの首の、
8番目の骨の発想です。
結構しっかりした腰用のベルトを着けていました。
これは、
非常に発想の転換になりました。
いままでも肋骨部や肩甲骨を支えたいと言う希望はありましたが、
スポーツタイプでは
その部分のサポーターが無く、
対応は医療用のコルセットなどでした。
その部分に合っている形状で、
その部分を支えることが良いと
私も思っていましたが、
必ずしもそうではないんだなと。
特に長い部分に関しては、
支えられる部分が多い方がラクです。
土台を作り、
安定させる方法は、
他の部分でもとても役に立ちそうです。