の4姉妹によるヒューマンムービー。
なんか面白かった。
基本的にこの4姉妹をただボーっと観るという映画。
広瀬すずだけが違うお母さんで、父が亡くなったことをきっかけに姉たちといっしょに暮らすことになるというあらすじ。
なんかとくに大きな出来事が起きるわけでもなく淡々と日々の生活が進んでいきます。
観てて
なんとなく思うことがありました。
長い生活の中で、繰り返していく季節があって、お盆になってお正月になって、また次のお盆になって、お正月になって、
毎年同じことの繰り返しに、人は歳を重ねていくことの漠然とした恐怖というものがあると思います。
でもそれでいいのだと、大きな流れの中にずっと流れていくことの多幸感とでも言いましょうか、なんとなくずっと続いていくものの大切さというものを感じました。
近々、お正月に実家に帰ってまた今年も紅白歌合戦を観るんだろうなぁ、毎年同じことの繰り返しがむしろいいんだなとか思いました。
ちょっと深読みしすぎたようですが、キーアイテムは「浅漬け」と「梅酒」でしたね。
あと、
母親役の大竹しのぶの不穏な空気感スゴイわー。
1人いるだけで不協和音。
長女、綾瀬はるかとてもよかった。
いつもはちょっと抜けてるような役が多い彼女ですが、今回は本当に真逆のしっかり感がハマってた。
ちゃんと女の子らしくうまく手をふれないとことか、ちょっとしたきびが細かかったです。
ぼくは彼女に1番感情移入しましたけどね。
そして、なんといっても広瀬すずです。
今となっては完全にブレークしてますよね。
今しかない1番いいときにいい映画に巡り会えた感じです。あと1年遅かったらダメでした。
旬のものを味わった感じ。
中でも特筆すべきは、広瀬すずがサッカーをやるシーンです。
時間にしてせいぜい20秒くらいでしょうか、短時間の中にサッカーうまい感じ、めちゃくちゃ走れてるのが分かります。
素晴らしかった。