フェラーリ458イタリア ら・フェラーリV12エンジン搭載ワンオフモデル | 最新のりものニュース

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去年1月に話題となった、フェラーリ458イタリアにV12エンジンを押し込んだ純正カスタム車がついにお披露目されることになりました。

 

今までもフェラーリはF12や458イタリアなどをフェラーリが自らワンオフにてカスタムした車両はありましたが、今回のエンジンそのものを積み替えるといった例は前代未聞になっています。

 

ワンオフフェラーリのほとんどはフェラーリが企画したものではなく、個人のオーダーによるものだとで近年ですと、458MMスペチアーレやSP275 RW Competitionといったモデルがありエリック・クラプトンがオーダーした車両も同様です。

 

ボディカラーはマットブラックで、デザインとしてはあまり変化が無いように思えるものの、リアフードがボンピン仕様になっていたりします。

 

インテリアも標準の458イタリアのように見えますが、よく見るとセンターコンソールにはレースカーのようなスイッチ類が並んでいます。

 



このラ・フェラーリのエンジンはフェラーリがラ・フェラーリの開発時にプロトタイプに積んでいたユニットになるようで、ハイブリッドシステムは装備されていないとのことです。
今回のワンオフ車両は最初の24ヶ月は(公道走行可能な車両として)登録できない、と購入時に制約が交わされ
これは転売を避けるためにフェラーリが登録に必要な書類を24ヶ月間は渡さない措置になり、最近のスーパーカーメーカーが資産価値の高い車両に対して行う転売対抗措置になります。

とても特殊なフェラーリ458ではありますが、誰もが今までにやったことがないカスタムをフェラーリに実行させており、かつプロトタイプのエンジンを入手するなどオーナーは相当なコネクションがフェラーリにあるのは間違いありません。

 



なお、通常の顧客は購入するフェラーリのカスタムについて、フェラーリの用意するカスタムプログラムのテーラーメイドを利用することになりますが、その枠を出て物理的な形状・構造変更などをワンオフで行う場合は、その部門を扱うフォーリ・セリエ扱いになります。

このワンオフモデルは約3億円程度からとなっていますが、それでも現在のところ2年以上は待たねばならない、とされています。

 



今回なぜ458イタリアがベースになり、最新の488がベースではないのかですが、ラ・フェラーリプロジェクトがスタートしたのが2年以上前だったからと言われると筋が通りますね。