そもそもオンライン資格確認をご存知でしょうか?

医療機関は患者の保険証情報を入手すれば、その有効無効が確認できるようになり、住所などの基本情報も取得可能となった。

個人情報を気にする人にとってはそれも気になるのだろうが、医療機関としては少し安心できる制度。

保険証は物なので、記載された期限が必ずしも実態を反映していない。

 

退職した人が保険証を事業所に返納するのはいつだろうか。

6月末退職でも、有給消化で5月30日前が最終出勤。

そうすれば6月や7月に敢えて保険証返還のため会社へ行く人ばかりではない。

そんな人が7月に受診したらどうなるか。

保険証の回収義務を怠った事業所の責任で医療機関は無過失。

 

そのため、資格の切れた保険証で診療報酬を請求することとなる。

 

ところが、オンライン資格確認が開始されたため、リアルタイムに資格の無効が判明できるようになった。

就職して間もない人は覚えているかと思うが、就職しても直ぐに保険証は貰えない。

その間に受診したくなったらどうするか。

自費で払うしかない。

 

ところが、何故かマイナ保険証は無効でも使え、という理解できないマニュアルがある。

 

日本は前例が好きなので、新しいことへの抵抗が激しい。

しかしながら、医療業界のIT化はありえないくらい遅れているので、なんとか頑張って欲しい。

 

ただ、医療機関が自由に情報を手に入れると変なことする人もいるので要注意。

HER-SYS情報をどうやって活用するのか理解できないが、困ったものだ。


さて、マイナ保険証はどうなのかというと。

患者として使うと保険証とどっち持っていくのかという違い。

負担が変わる、とか言うけれども実際は特殊な人以外は気にしないレベル。

だって院内調剤か院外調剤かを気にする方がよっぽど医療費に差が出るのだから。

薬剤情報提供料とか気にせず算定されているのだから。

 

医療機関にとってはどうかというと、どちらでもいいという感じ。

必要なのはオンライン資格確認であって、マイナ保険証はどうでもいい。

親身な内科の先生だったら健診情報も見たいかも知れない。

でも、患者は受診のたびに先生見てね、とマイナ認証しなければならない。

 

個人情報が何だという話が終わって、医療機関が自由に処方情報を閲覧できるようになれば、お薬手帳が終了になって医療費削減になるかも知れない。

しかし紙はなんだかんだ言って手軽。

 

国は処方箋を電子化したくてたまらない。

でもクリニックはさておき、病院はコストが高すぎて当面導入されることはない。

 

マメな医者以外は患者のお薬手帳なんて見ない。

他の病院で出された薬を欲しい、という時に見せる程度。

 

そんなこんなでマイナ保険証は現状、大きなメリットなし。

ただし電子化は国策として進めざるを得ない。

無資格期間の国保料を強制徴収でもして、社会保障費の確保に努めるのだろう。