釣り具屋に寄って帰る。
明日行こうかなーと思っていたが、やめようと思ったので餌は買わなかった。
帰り道川沿いを歩くのだが、異常に寂しかった。つい最近までいた先輩が隣にいないのである。
不景気の流れで、移動になり他県に行くからだ。
ポツリととぼとぼと歩く。
今度はあそこに行きましょう。今度は誰々を誘いましょうなど、楽しく帰っていたのにそれがなくなってしまった。
他の先輩も続々といなくなる。なんとも寂しものだ。
都合は理解しているが、ホクホクと仕事をした気になっているおじいさんにペナルティはないので、若手がとことんいじめられている気分である。
気のいい人ほど飛んでいく。世の中を渡っていくには多少の狡さが必要なのかもしれないと思うが、そういう人をどうしても好きになれない。
気を許せる人が減っていく。
一体いつまで1人耐え、頑張らなければならないのか。
どことなく元気がないのが伝わっているのか。他の先輩に遊びに誘っていただけている。
自分は技術者になったつもりであったが、どうやらしがないサラリーマンのようである。
この感情をどうしたらいいのか。まだ若いようでわからない。
当時欲しかったものはものを作る実力で、それはついた。入社前は良くわからなかった。熱の知識もついた。ソフト系は時代に合わせたものをやれば良い。そういった意味では実力もついたし自分を認めるべきである。あと良くわからないのは通信系、アンテナ系、ノイズ、静電気、などなど
建物系はまだいらない