フランス語には、2種類の2人称があります。(英語でいえばyouにあたる言葉です)
親しいひとに話すときに使うtuと、ていねいな言い方の2人称(あるいはtuの複数形)であるvous。
tuを用いて話すことをtutoyer、vousで話すことをvouvoyerといいます。
基本的には、初対面の大人どうしだったら、お互いにvousで話します。
距離が縮まったらtuにかえるし、あるいはどちらかが「tutoyerにしよう」と言ったら、お互いtuで話します。
でも、学生どうしだったら初めからtuで話すのが普通みたい。(私も、大学の友人たちとはtuで話しています。)
小さい子の場合はまた違ったりもするのですが、大人の場合はこんな感じです。
今日、趣味のグループで初対面の方たちとご一緒したのですが、私以外の皆さんは既にお友達どうしで、tutoyerしていました。
他の皆さんは、私よりも20歳くらい、あるいはそれ以上年上の方たちで、私にもtuで話しかけてくださったんだけど…
私は、tuで話した方がいいのか?でも、年上の方にいきなり、tuでいいのかな?としばし悩み、
よく分からないのでon(この場合は「私たち」という意味)を主語にしてしばらくごまかしていました。(笑)
相手がtuで話しているのにこちらがvousを使い続けると、あなたとは距離を置きたい、という意味になって失礼だと、以前フランス語の授業で習いました。
が、お互いが対等な立場や年が近かったらそれでいいのだろうけど、目上の方に対してだったり、年齢差があったりする場合でもtutoyer(言ってみればタメ口)でいいのかしら?(´・ω・`)
日本語だったら、目上の相手がカジュアルな口調で話してきても、こちらは敬語を使いますから、
(初対面で目上の方にいきなりタメ口で話したら、なんだこいつ?と思われてしまいますよね)
フランス語の場合にはどちらがより失礼でないのかなあ、と考えていたのです。
それで、気になったので尋ねてみました。
その場に日本人の方もいらして、日本では目上の相手には(一方的にでも)敬語を使い続けるから迷ってるみたい、実際どっちがいいの?とフォローしてくださいました。
すると、
同じグループにいるんだから、年齢に関係なくtuで話してもちろんOKだよ、
相手がtuで話したらこちらもtuで話してOKのサインだし、その場合、vousを使うのは失礼になるよ、とのことでした。
ふむ、なるほど、そうなんだあ。
というわけで、その後は慣れないながらtutoyerをしたのでした。
でもね。
その方たちが、最後にこうおっしゃったのです。
んーでも、同じグループに80歳くらいのおじいさんがいるんだけど、彼には僕たちもvousで話すかな!
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
・・・やっぱり、ちょっと複雑なようです。