静かな吐息さえも 大きく響く独りぼっちの部屋

窓から舞い降りてきた 一筋の光を手に乗せると

その光は 桜の花びらだった


桜が放つ光が君と重なって

桜が映す幻想は 遠い昔に過ごした君との日々

涙流す桜は

この両手からこぼれ落ちる大切に見えて

儚き 過去となる記憶

一かけらの花びら

そっと包んで 心にしまったなら

この光すべて受け止められるはず

桜に願った

この気持ちで。