夜の幻想郷に、謎の叫び声が響いていた。


「ふ~んふ~ん♪ どこかに、うまい血持っている人間、いないかな?」


羽を持った一人の少女のすぐ横。


鼓膜を激しく振るわせる叫び声を放つ少年が落ちていった。


「うわっ、な・・何?」


振り返ると、そこに本人はいなくて もう、見えないほど落ちていった。





「むむぅ!? 遠くに、何か落ちた!」


そして、また一人の少女も。


「これは記事になるかも・・!行ってみよぅ」




「いててて・・・」


森の中へと、派手に落ちた。


奇跡中の奇跡、とも言わず。


全身が傷だらけで、打撲も多い。


この状態で歩き回るのは厳しい、少し体を休めて、安静に出来る場所を確保したほうがいいだろう・・・。



「ここが、幻想郷か」


森から見える空、まったく、現実世界と変わらないのに・・・。


・・・・周りを見渡す。


「・・・・・とんでもないところに、来てしまったな」


本当に、とんでもないところだ。


周りには、僕を取り囲むように、妖怪が集まってきていた。


「・・・・紫のアホ・・・」


逃げなきゃ・・!


END


昨日はすいません汗

体育祭があって、打ち上げがあって、疲れて寝てしまいましたwってことで、今回も二話連続