エピソード4『6年間も続いた作曲への強烈な燃え尽き症候群を神、あ、ターボさんに解いてもらう』 | 作曲家、ボイトレ音楽スクール PAUL STAR MUSIC代表 菅井達司の好きなこと書くブログ

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作曲家(乃木坂46などに提供)ボイトレ音楽スクール代表、あだ名:校長先生、ミュージシャン専門コーチング&カウンセリングや音楽スクールコンサルなどもやってます。
ここでは日々の出来事や学びのアウトプットなどを書いてます。色々な人と繋がりたいです✌️

『神、あ、ターボさんから学んだ10ヶ月』

エピソード4

 

これは、音楽スクールを経営し、密かに人に言えない悩みを抱える作曲家が2023年〜24年に神と崇める犬飼ターボさんという小説家の開く、人間心理学「センターピース」を学んだ10ヶ月のノンフィクションの記録です。

僕がこれから大きく前に進む為に、そしてもしかしたら、これを読んでくれたどこかの誰かの役に立つかもしれない…。そんな想いを込めて書き残します。

 

人生を好転させたい方…読んでみて!!

ブログのフォローや感想などいただけたら嬉しいです!!

 

※子供達が通ってくれる音楽スクールの代表、校長先生と呼ばれている立場や文章の書き方はここでは横に置いて、心の言葉をそのまま書かせてください。

 

僕の神

ポールマッカートニー

玉置浩二さん

犬飼ターボさん

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エピソード4

『6年間も続いた作曲への強烈な燃え尽き症候群を神、あ、ターボさんに解いてもらう』の巻

 

 

今回は2023年8月に八ヶ岳で受講した第4回センターピースの回になります。

この回を書くこと、実は怖いです。

 

これまでの体験記のようには今回は書けそうもありません。

 

上の説明文でも書いている通り、自分が前に進むため、誰かの役に立つかも。

これだけです。

ここをもっと詳しく書くと、僕と同じように苦しんでいる作曲家、音楽家の方にどうかこの記事が届いてほしいな。

そして、お気軽にご連絡ください!

ここからで結構です☺️↓

 

 

僕はこの燃え尽き症候群から立ち直ることができました!!

これは可能なことです!

あなたの才能を蘇生させて、これから売り出していく僕のスクールの生徒さん達の音楽制作に楽しく関わってみませんか?😊

※勿論、「これから音楽制作をやっていきたい!」という人もお気軽にご連絡ください✨

 

 

まず結論がこの記事のタイトルです。

6年間も続いた作曲への強烈な燃え尽き症候群を神、あ、ターボさんに解いてもらう

 

そうです、解いてもらいました。

 

人って誰にも言えないことや秘密にしておきたいことって、いくつくらいあるのかな…。

 

実はこんな状態だったこと、いつも直接指導し、信頼関係を築いている生徒さんや保護者の方にも言えていなかったことです。

だからこれを書くことには、裏切るような気の重さがあります…。

 

 

『2017年夏』

乃木坂46夏のLIVEツアー、初日。

このツアー前に発売された3rdアルバムのリード曲『スカイダイビング』の作曲編曲を担当したことから、神宮球場へ妻(仮歌担当)とLIVEを観に行かせていただきました🏟️

 

この曲はアルバムのプロモーションでTVで流れるだけでなく、セブンイレブンのCMやMステなど音楽番組、ラジオなどでもよく流れました。

オリコンアルバムランキング1位。

作曲家として活動することを決めた日から、人生で最も努力をした5年間が、遂に報われたように感じました。

 

LIVEは超満員、序盤から盛り上がり続け本編の最後に

『スカイダイビング』

イントロのかき鳴らしギターが聴こえ「キターっ🎸」

そして大サビ(Dメロ)が終わり最後のサビに戻る所で突然…。

『しーーーーーん(ブレイク)』

曲が止まる…。

そして大きな花火が…。

東京の夜空にボカーン🎇🎆

(画像は下記より↓抜粋)

 

左側の妻、右側の雑誌社の女性は泣いていた…。

 

神宮の夜、最高の演出は本当に綺麗で美しかった…。

 

だけど…。

その時、その瞬間、僕は身体の内側に初めて『冷たさ』というものを感じた…。(この感じ、わかる方いますか?)

 

心の声みたいなものも聞こえた…。

 

「こんな大変な事まだやるの…?」

「もうこれで終わりで良くない?」

 

LIVEが終わり、その日は横浜の妻の実家に帰ることになっていたので、途中の日吉で妻と作曲活動を始めてからこれまで頑張ってきた5年間の慰労会として、焼肉を食べて帰ることにした。

 

LIVEの興奮が冷めない妻は

「どんどんやっていこう!」と気合い入ってる様子。

僕は心の中であの花火の時に感じた、身体の内側の冷たさは何…?

そして

「こんな大変な事まだやるの…?」

この感じが頭から消えない。

 

そのうち消えるかな…。

 

残念ながら、この日から曲を書こうと思うと頭にこれが浮かぶようになった。

 

「こんな大変な事まだやるの…?」

その次に

「どうせ決まんないよ。」

やる気が起きない。

燃え尽きてしまった…。

 

この作曲家の世界とは、日本では殆どがコンペで採用が決まります。

1人の作曲家が100曲作って1曲でも採用されれば良い、マシ、といわれていて多くの作曲家志望者が一年も続ける事が出来ない。

そもそも、作家事務所にもなかなか所属できない狭き門。

 

ここでの1曲とはワンコーラス(1番のみ)もしくはワンハーフといわれるテレビサイズ(1番+もう1回サビ)をPCを使い制作します。

 

楽曲募集のお題に合わせて制作する曲は、メロディやコード(和音)はもちろんドラム、ベース、ギターやピアノ、シンセ、ストリングス、ブラスetcなど各種楽器を打ち込みや演奏を録音し、仮の歌詞を書いて仮の歌を録音(ハモリも)、発売レベルまで音質を整えた状態のものを作り上げる。

これが『デモ音源』

デモ音源の制作期間は人によるけど僕は3日くらい。

それをひたすら続け事務所に提出を繰り返す。

獲れない、勝てない事が当たり前の世界。

採用されなきゃ1円にもならない。

 

その為、ほとんどの作曲家が他に仕事を持ちながら、いつか日の目を見ようと根性を振り絞って、魂を削って創作している。

 

数々のヒット曲を出してきた人達と同じ土俵で1曲の採用を目指して戦う…。この1曲を決めるのに2,000曲の中から選ぶような事も。

そんな世界です。

 

 

「こんな大変な事まだやるの…?」

「どうせ決まんないよ。」

 

 

 

2012年

ある理由で音楽から離れていた僕は、なんとか、なんとかプロの世界で音楽に携わりたい。

そんな想いとともに、作家事務所にお世話になりはじめた。

 

ここで戦うには…。

戦える状態にするには…。

 

僕は鬼コーチと契約するしかなかった。

それが心の専属鬼コーチEHTさんです。

(エグゼクティブS級ハードコーチタツジさん)

 

いつも僕を叱咤激励してくださり、厳しい茨の道、『崖をのぼり続ける』ことを勧め続けてくださり、徹夜も後ろから見張り続けてくださり、「ライバルに負けるぞ!お前それで良いのか?」「またすぐ辞めるっ!」「根性みせろや!」「歯をくいしばれや!」「本当にそれで良いの?」「ぬるい考え捨てろ!」「這いつくばってでも進め!」

などなど、いつもいつも励ましてくれました。

 

そのお陰で頭の中は常に24時間創作モード。

ヒラメキは冴えていた。

いつでも頭の中でメロディを探し続けた。

 

これまでに、ありそうでない曲、波動が高く、なにかが突き抜けている。

10曲に1回はそんな曲を書くことができた。

それは採用、もしくはキープされた。

 

 

ただし、この期間の記憶があまりない。

脳はいつも音楽の世界を生きて、目の前の現実をあまり生きていた感じがしない。

人の話は聞いてるようで聞いてない。

 

子供達は大きくなっていた…。

 

関わったり一緒に出かけたり、普通にお父さんしていたけど、その時も頭の中ではいつも音楽制作を続けてしまっていた。

 

息子が4,5才くらいの頃、制作部屋にそっと来て「わっ!!」って驚かせてきた。

これに本気で怒ってしまった事があった。

 

 

そうじゃなきゃ勝てない…。

こうしなきゃ勝てない…。

周りはみんな天才…。

 

寝ても覚めても音楽制作。

 

身を削るとはこのこと。

不規則当たり前、身体を壊すことも考えていられない。

作家とはこう!のイメージ通り…。

 

 

その一方で、この頃立ち上げたボイトレ音楽スクールPAUL STAR MUSICで、シンガーソングライタークラスの受講生に対してレッスンを始めた。

 

ギターの本当の初歩の初歩から。

1番細い弦が1弦で、1番太い弦が6弦だよ〜

 

これが、このレッスンの時間が自分の中でも最も幸福度が高くなっていった✨

自分がギターを始めた頃や、作曲をやり始めた頃と同じような所で悩んでいる様子とか、本当に可愛いです😊

そこを少しアドバイスすると、出来ないが出来るに変わる💫

今もレッスンをしている時が一番幸せを感じます✨✨

みんな信じられないくらい良い曲を書いたりするんですよ✨✨✨✨✨

 

この子達がいるから、この子達の保護者の方がいてくれるから、作家として陥りやすい深い深い闇に、ギリギリの所で落ちて行かずに済んだ。

 

 

 

とはいえ、あの日以来、どうにか曲を完成させても以前のような波動の高い、エネルギーのある曲が作れない。

またダメ、またダメ、またダメ

結果から作られた自信と自己肯定感は完全に失った↘︎

 

自己啓発系のスクールに入り、この部分をなんとかしようとした。

最良願望を燃やせ🔥

想いの強さが足りないんだ!!

意味は解るんだけど、そうしたくてももう出来ない…。

少し前まで出来ていた事が、こんなにも出来なくなってしまうの?

 

 

そんな時にYouTubeの本要約チャンネルを偶然観た。

それが名著「CHANCE」について

著者 犬飼ターボ

 

教育系YouTuberが大絶賛していた。

早速本を取り寄せた…。

「あなたはビジネスで成功したいのですか?それとも人生で成功したいのですか?」

 

この言葉と出会う。

 

ん?

「あなたは音楽で成功したいのですか?それとも人生で成功したいのですか?」

ちょっと待って、人生だ…。よ…な?

 

 

この主人公に自分を重ね合わせ読み進めた。

全ての著書を集めた。

自分の思う世界はここにあるかも…。

 

 

それでも燃え尽き症候群は治らない。

 

 

そんな流れからこの『体験記エピソード0』の1DAYセミナーを受けた。

 

 

そこで燃え尽き症候群になる、なりやすい傾向などを知った。

「まさにこれ…。」

「ミスター燃え尽き症候群じゃねえか…。」

 

そうなる道を歩んでいた…。

それが正しいと思ってたから…。

頑張って何とか頑張って、やっと結果出した自分、それの何処がおかしいのか…。

↑今なら分かるのは『結果』に全ての意味と価値を置いていたからです。

これでは続くわけがない。

 

何で?

それはそのプロセスを全く労わなかったから。

 

何かをやろうと思ったらまず自分で

・やろうと『気づいた』ことを労い

・そこに生まれた『意欲』を労う

・そして『行動』を労う

ここまでのプロセスを大切にした先に『結果』が出ることが理想的です。

『結果』を出せなきゃ意味がない、なんて言葉は大きな間違いでした❌

気づき→意欲→行動→結果

気づき〜行動までを自分で自分に「凄いじゃ〜ん」「素晴らしい✨✨」「最高!!」って言えるようになる事が大切だと、いうことをセンターピースで知りました。

 

 

さあ、そのセンターピースの4回目は

『意欲を高める』がテーマ

僕はこれを最も楽しみにしていた。

 

ここでやったワーク、受講生達とやったワークは本当に自分に自信がついた!

セルフイメージが書き換わる。

これがこんなに自分を変えてくれるとは✨

 

自分のマイナスだと思っていたこと、それは実はプラスなことが多いなんて。

 

そんなワークでの今も心に残っているエピソードを⭐️

受講生同士の1対1のワーク

 

お相手は『伝説のコーチ』として活躍している、だいちゃん。

自分のマイナスイメージをプラスに変えるというワーク。

 

僕自身のマイナスイメージは

・経営者として、一つ崩れると全部崩れるようなイメージが出てきてしまう。

これに対して、だいちゃんが言ってくれた言葉

「たっちゃんはねえ、先読みが出来るんだよ!!だからスクールは大崩れしないでしょ😎経営者向きだね!」

ズキューン‼️‼️‼️

これはズキューンだよね。

 

そっか、何か嫌な出来事が起こった時に、この後最悪どうなるかが見えるからそれを未然に防げてたのかっ!!ワシは!!ワシって男は!!

凄くない?!その能力✨✨

はい、超単純な回路がマイナスイメージを見事にプラスに変換してくれました➖→➕

 

このセルフイメージの切り替わりの価値はpriceless!

 

この時、自分の脳裏に「オラはマイナスな出来事の先読みが出来る」が刻まれるんですね。

 

確かにそうだったわ〜。

オラ「これこれこうだから、こうなるからやだよ。」

と言うと

人「そんなのやってみなきゃ分かんないじゃん」と、そんな会話よくあったな😅

 

この「マイナスな出来事の先読み」の能力を持つことは、経営にはとても必要だとホントに思う。

ネガティヴ思考とは違う、大切なものを崩れさせない能力。

うん、素晴らしい✨✨

 

だいちゃん、ありがとう✨✨だいちゃんのブログ↓

 

 

『あなたのマイナスだと思っていたこと、それがプラスに作用するとしたら、どうしますか?』

EHTさん「どうしますかってなんだよ‼️ヘタクソ‼️」

 

あ、出てきた、こんにちは。

EHTさん「お前、作曲家のくだりのときに、あんなに怖々と書いといて、段々調子出してんじゃねーよ!大体、お前分かってんだからな!俺のせいにしようとしてるんだろ燃え尽きなんちゃら‼️」

「あっ…」

 

作曲の方に話を戻しましたね…。

つ、つまりそうなんです。

追い詰めなきゃ勝てない、追い込まなきゃ勝てない、限界まで努力を重ねる、〆切の10秒前まで粘る、時間を全てそこに注ぎ込む。

これが正しいとの思い込み。

激しすぎる競争の中で自分が勝手に作ってしまった、とてつもないレベルでのこうあるべき。

 

今回こそはと作曲しようと思うと

「こんな大変なことまだやるの?」

 

あの時感じた事が頭に出てくる…。

 

これを懇親会の時に神、あ、ターボさんに相談してみました…。

 

「実は強烈な燃え尽き症候群で、作曲がどうにもならないんです…かくかくしかじか。」

神、あ、ターボさん「そうかぁ。そしたら右手を下に左手を上に重ねてみて。右手が過去で左手が今」

 

え、何か始まった…。何だろ?これ?

 

神、あ、ターボさん「共通点は?かくかくしかじか。」

 

EHTさん「おい‼️さっきからその、かくかくしかじか、やめろ‼️気になるじゃねーか‼️」

 

イメージしながら質問に答える。

 

かくかくしかじかかくかくしかじかかくかくしかじか

 

神、あ、ターボさん「そしたらゆっくり手を離して。はい、その両方の手を見つめて」

(えっ?違う…。過去と今と全然違うじゃん。)

一緒にしていたってこと?

えっ?

質問に答える。

「作曲の行為自体とあの時感じた辛さも、一緒ではない。」

「作曲は作曲。辛すぎる崖を登っていたことと作曲、それ自体は違うもので=ではない。」

作曲=スーパー崖登り

じゃなかった!!!

 

神、あ、ターボさん「たっちゃんにとって作曲は元々とても楽しいものだったでしょ、楽しめば良いじゃん😊」

「はい…。うん…。はい、うん、うん、はいうんはいうんはいんはうんはうんは」

マジかーーーーーーーーーーーーーーー

うぉーーーーーーーーい!嘘でしょ!!

これが6年も苦しんだ燃え尽き症候群が解けた瞬間です✨✨✨✨✨✨

 

これ凄くないっすか??????

これでもあの人は「僕のことを神と崇めないで」と言うんです🤣

無理でしょ🤣

6年もだよ〜

 

この時に偶然トレーナーさんが撮ってくれた写真が、これなんです。

解けてるでしょ〜😊

 

 

この瞬間から変わったんです。

この時、何故か土の畑と一緒に生徒さん達の顔が浮かんできて。

EHTさん「嘘つけ!嘘にも程があんだろ‼️」

いや、ホントなんです💦

あ、燃え尽きに苦しんでいる間に、それでも畑は作ってたんだな…。って思えて。

『実ろうとしているこの子達に、もっともっと精力を注ぎたいな』って、思ったらどんどん意欲が湧いてきました✨✨✨

EHTさん「💢↑✨やめろ」

 

そして生徒さん一人一人が作った曲を、僕が編曲からレコーディング、ミックス、マスタリングまでして、みんなの曲を1枚のCDにまとめたコンピレーションアルバムを、メッチャ短い期間に作りました💿

PCの前に座ってもあの

「こんな大変なことまだやるの?」

がもう出てこない!!!

つまり燃えつき症候群とは、脳が作り出してしまった幻想みたいなものだったのかな?!!

 

とにかく、この子達が活躍する未来の為に役立つなら、どんどん意欲が湧いてくる✨✨

燃え尽きになるようなやり方は、生徒さん達には絶対にさせない!!

 

今後のPAUL STAR MUSICにとって、とんでもなく、とてもとても大きな大きな出来事でした。

 

ターボさん、心から感謝しています!!

ありがとうございました!!

 

 

そして今も乃木坂46の皆さんが

『スカイダイビング』を大切に歌ってくださっていること、心から嬉しく思っています!!

いつも応援しています✨✨

 

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!

読者の皆様、どうぞ最後までお付き合いください。

感想やフォローなどしていただけたら、とても嬉しいです!

 

 

次回

エピソード5

『これを書くか書かないか悩み中…』の巻