ちわわを連れて森の小道を散歩している。
 ちわわは首輪からすり抜けて今までにみたこともない速さで一直線にかけていく。
 あれよあれよという間にみえなくなってしまう。
 どこにいったか探しているとなぜか一匹のライオンがいた。
 そっと音をたてないように背後から見守る。
 ツッコミとボケを一人二役で漫才をしている。
 つい、吹きだしてしまう。

 ライオンはそれに気づき、ふり返り一瞬にして男の目の前に立ちはだかる。

 その牙を向けて大きく吠える。

 牙からだらだらと涎がしたたり落ちている。
 睨まれて恐ろしさのあまりに動けなくなり、おしっこをもらしてしまった。
 すると、ちわわがあらわれて、ライオンの足をひっかく。
 ライオンは低姿勢でおびえた顔になり今にも泣きだしそうだ。
 ちわわはライオンにあっち行けとばかりに顔を右から左へさっと振る。
 ライオンは尻尾を巻いてその場から離れようとする。
 男はちわわの真似をして「あっち行け」と言う。
 ライオンは男へ飛びかかり牙を剥きだした大きなくちで今にも頭をつぶそうとばかりに覆う。
 男はまたおしっこをもらす。
 ちわわが一直線にかけぬけて、小さくなっていく後ろ姿がみえる。


 

一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)/バリー ユアグロー
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 約400ページに150本近いショートショートが詰め込まれていて、

 一日に3編以上読むと・・・

 鼻血が出る!

 もしくは悪魔の笛が頭から離れなくなる!

 または毛穴から納豆が出てきたり、

 俺のようになってしまう!

 えっ?!

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 たらら らっ たらー