独断と偏見で勝手に題詠2007 から気に入ったものを記録させてもらいました。


008:種(市川ナツ) (読書日和)

いつかって言いながらするキスはもうなにかの種子じゃないかと思う


008:種(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)

土のちから水のやさしさ受けとめて種は決意の時を迎える


008:種(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)

満員のライトスタンドの空気ごとがさりとつかむひまわりの種


008:種(西岡ひとみ) (36.7℃)

ぼくたちにあしたはないとわかってるそれでも吐き出すスイカの種


008:種(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)

交雑が可能なことが同一の種であることのあかしと思え


008:種 (一夜) (短歌るBlog)

種を蒔き水やり育て収穫の 時期を迎えて掌返す


008:種(水野彗星) (彗星不動産)

やだよやだよビルから世界を見下ろせば背後でまってる品種改良


008:種(あんぐ) (風の短歌)

種のないスイカのようにうろたえて夏の日差しがまぶしく匂う


008:種 萩 はるか (Betty's second Bar)
アボガドの種を小犬がくわえてくシーツを洗う日のベランダに


008:種(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 その種がいいものなのかわからない芽吹いてもまだわからないまま