独断と偏見で勝手に題詠2007 から気に入ったものを記録させてもらいました。


004:限(本田あや) (明晃晃)

宇宙にも限りはあると説く君の小指に誓ってもらう永遠


004:限(白辺いづみ) (Iduming☆World)

見学の理由聞かれず小6の夏のプールは限りなく青


004:限(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)

わたし達ゆびきりをしたその日から「限られた人」になってしまう


004:限(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)

√2の無限小数うたがひて眼鏡はずせば世界はおぼろ


004:限(古川亜希) (西瓜酒)

限界だって君はすぐいう それをつまり わたしはずっと歓迎してる


004:限(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)

雲はどこまでもゆきます 留守電がつぶやく午後の有限会社


004:限(もけこ) (こっそり暴挙)

限界をください私が「限界」に「あこがれ」とルビをふらないうちに


004: 限(高橋えっくす) (on the 31)

この道の制限速度がわからない 他の車は行ってしまった


004:限(志井一) (日記ホプキンス)

何よりも僕を映画へ駆り立てるDVDの返却期限


004:限(一夜) (短歌るBlog)

いつまでもあると思うな愛と金 笑顔で隠す時限爆弾


004:限(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)

限界とさけぶ限界 くりかえす 君は私を識(し)り過ぎている


004:限(水野月人) (新月の夜に)
限界を調べるという口実でがぶがぶ飲んだビールの苦さ


004:限(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 抱き合って腰を動かす行為すら限りがあって愛の流刑地