独断と偏見で勝手に題詠2007 から気に入ったものを記録させてもらいました。



003:屋根(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)

 屋根のない場所へあなたを連れ出して誰より好きだと公言したい

003:屋根(ぱぴこ) (テクテク)
君の住む遠い異国の屋根みたい読んでは伏せる詩集の表紙


003:屋根(日向奈央) (てのひらのきみ)
東京で屋根にのぼって大声で歌を歌える人になりたい


003:屋根 (詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
しゃぼん玉ふわふわふわり風に乗り屋根より高くキラキラ光る


003:屋根(pakari) (魔法文明)
自らも一部のような顔をする臆病者は屋根に上って


003:屋根(A.I) (Private Window)
なにごとも向き不向きってものがあり屋根の瓦でタイヤキを焼く


003:屋根 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
赤緑オレンジの屋根あたたかな小海線からみるトイタウン


003:屋根 (蝉の声)
「省」と成り心なしか強く叩きおり自衛隊ヘリの爆音屋根を


003:屋根(新藤伊織) (月が堕ちるころ-classic-)
アナログな歌をわすれていつのまに慣れたのだろう屋根のない部屋


003:屋根(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
議事堂の屋根を砕いた雷に暴かれるべき数々の罪


003:屋根(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 屋根裏の椅子とロープの静寂によく似た祈り聞く 競馬場