真実の岩は転がりなにもない場所に残った動かないもの


 懐かしき麻薬畑に頂上を霧で覆った高層ビルが


 人類の最悪の日を探してる街がきれいになればなるほど


 新聞の白黒の字はニワトリとたまごのように銃と魂


 眼力の勝負を避けて語られる夢の世界を目に押しこめる


 目の前に引金を弾く人がいて金魚を乗せた紙が沈んで


 見たことのないものを目に喉元に天使か悪魔それとも自由


 人間と同じ顔した彫刻の神で砕けた幻想の壁


 星ヲミル魚ノ脂ハジケレバ喰ワレテ死ヌノモイイカモシレナイ


 こんこんと斧をうたれる大木をみる老人と黄昏の森



 

コーマック・マッカーシー, 黒原 敏行
血と暴力の国 (扶桑社ミステリー マ 27-1)

 


 以前に何冊か記事にしたマッカーシー

 http://ameblo.jp/paulsimons/entry-10041419260.html

 http://ameblo.jp/paulsimons/entry-10044596349.html

 http://ameblo.jp/paulsimons/entry-10046455125.html