さらばさらば
弾丸をうけた気分で押し付けたタバコの跡をなぞり幾年
うずしおの一番端に突っ立って武器商人と対面する日
野良犬が街に紛れて眺めてるキングコングの看板に雨
風上に生まれた鳥のこえを聞き頂上みあげ無言であるく
Waaall なめんじゃねぇぞ前よりもでかくぶあつくなってやがって
やさぐれのさよならゴール決めたとき土竜が触れた海底火山
ほめられて砂のお城は崩れだしレンガの夢を風に吹かせて
きりきりと巻けないほどの凧糸とかくとうしてる少年と空
葬式に死からの時間長ければ長いほど生臭くなる寿司
また祖母の薄れる記憶知るたびに忘れることの苦しい記憶
どん底で何も語れず生きていた名が無いときの声で泣きたい
グッバイという名の床屋想像しグランドを出た最後の試合
ゆれている枝の後ろの花びらに5匹の蜂を飛ばして独り
ふるえたぜ赤ちょうちんをあとにして ないかもしれぬ輝く星と
ベルサイユ宮殿照らす蝋燭の数よりあったさよならの華
俯いてタオルで覆う頭から消したい記憶ひたすら拭う
高々とクレオパトラという花が土竜の鼻に咲いちまったよ
血の味がスパーマンを鋼鉄の男と訳す口に拡がる
シクラメン嫌いな祖母の臭わないそういいたげな顔におやすみ
二十手で彷徨うキングいちまつの雲に埋もれてできるのが詩
空き缶に灰を落とすと音がしてなにかが消える頭の中で
こんこんと斧を打たれる大木をみる老人と黄昏の森
休日をグランドと読み帰宅して靴すら脱げずStay Gold
人間と同じ顔した彫刻の神で砕けた幻想の壁
砥ぎ終えた刃物にうつるSFの未来の街はゴーストタウン
喧騒で足みうしない階段のどこにいるのかわからず都心
完璧なショーウィンドウのマネキンの前で呼ばれて だるまさんころ
再会があったのならば三度会うことはないはず 殺し屋の恋
ぐちゅぐちゅとゴミ収集が潰してた人形のこと忘れる晴れ間
Go A Head! 握り潰されにじんでるゴールドラッシュ行きの切符で
今だけがよければいいと言ったのは天使か悪魔どっちだっけか
星ヲミル魚ノ脂ハジケレバ喰ワレテ死ヌノモイイカモシレナイ
言霊でふれるBrain 肌よりもNudeなSoul抱きしめるKiss
散らかったシーツに残るあたたかさ埋もれた朝に放射冷却
血だらけで死にゆく子牛忘れてもなまこの肌を忘れぬ女
陽のあたる方へ伸びてる切り株に座り悟った引退の時期
髭を撫で目を閉じあごをぐっと出しまた撫で話す わんわんわわん
真剣なおもいの文字を読みながらつくった味のてぃあーどろっぷ
雨止まずてるてる坊主に生えた髪断ち切るときは錆びてる鋏
スリップとマネーが合わずもう一度数えなおすとますます合わず
さよならは始まりなんて曲を聴き100万回のHellow Darkness
「よかったね花火大会」ながめてる写真のうらの消えそうな文字
まっ青なひとが沈んでいる海を夕陽が照らし息を感じる
ライバルがいなけりゃここに立てたのか軍鶏が翼をもぐことはない
残されたトカゲの尻尾みつけた日 離婚届けに踊る筆跡
サーカスのテントを畳むすばやさを葬式饅頭食いながら見た
その昔ここには蔵が三つあり何事もなく通り過ぎてく
彼女の目独占したく勝ち続け視線合わせばその他大勢
手抜きしてたのしませろとワンサイドゲームの途中笑う十五夜
「まぁ街の景色はかわっちゃいるけれど今もちいさな点のまんまさ」
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第53回角川短歌賞でボツになった50首
短歌始めてちょうど1年たった頃に出した
なにかコメントを残そうと思っても
んーーーー
並べ方はこれでいいと思う
(短歌的というより)映画や小説的かもしれない
だから
もしかすると
短歌に馴染みがなくても
映画や小説なんか好きな人には・・・どうだろう???
完全独学で1年でこんな感じ
まぁ、いいーんじゃない