雨の日の景色を少し透明に映す窓辺に自分をみてる


 にじみだす手紙の文字よ我がうちに悲喜爛々と雨の降る森


 散歩する見慣れた道に散らばった水溜りには底があるのだ


 ローラーにあめんぼたちは張り付いて思い出してるあの水溜り


 心配に雨の車窓を眺めてる天国行きの列車のように


ビル・フリゼール, グレッグ・ライズ, ビクター・クラウス, ウェイン・ホービッツ, ジム・ケルトナー
グッド・ドッグ、ハッピー・マン


 雨の日の列車の窓を雨が打つ

 あきらめたのか

 執念なのか

 窓にはりついたまま

 風圧に流されながら

 落ちていく


 窓の向こうは

 とうぜん雨

 雨が降る

 たぶん

 降っている

 きっと

 降ってる

 願うぜ

 降ってろ


 乗客はほぼ無言

 この列車に乗りたかったの?

 と聞きたいくらいに

 無表情


 俺は独りでいつもどおり

 マイペース

 陰気臭さに飲まれないように

 

 列車は揺れる

 がたごと揺れる

 駅を通過する

 ホームにたった人がいる

 かわいい

 かわいい女性に目がいって

 まるでホームが

 止まってる列車の横を通過したみたいな気分さ

 かわいい

 かわいい女性よ

 ばいばい


 乗客はほぼ無言

 この列車に乗りたかったの?

 と聞きたいくらいに

 無表情


 列車は揺れる

 がたごと揺れる

 もし列車が空に向け

 天国に向け

 進んでいたら

 雨が降っているようにみえるだろう


 晴れ間がみえてきた

 

 窓の向こうは

 とうぜん雨

 雨が降る

 たぶん

 降っている