このテーマについてはツイッターでも軽く物申しましたが、今回はブログ版として掘り下げてみます。1ヶ月半放置しつつ書いたスーパーぐだぐだ長文になりますのでお手隙の際にご覧頂けますと幸いです🤲
シマノDCベイトリールについては説明不用なほど普及している事かと思います。そしてほぼ全員が口を揃えて『DCはスプールが重い、スプールが重いから軽量ルアーが飛ばない』と仰られています。
早速物申します。
【間違えています。ちゃんと勉強しましょう】
この一言に尽きます😅
個人的に嗜んでいる方はこれから解説する内容を理解する必要は無いと思います。ある程度までは趣味の世界としてどう捉えても発言しても自由ですので♪
例えば釣り道具のインプレをしているユーチューバー。
他社リールやブレーキ仕様との引き合いをする人。
自分みたいな変態気取りのベイトマニア(自虐です悪しからず)。
ここに挙げた連中が『DCはスプールが重いから軽量ルアーが飛ばない』などと発言するのは、自分の無知をひけらかすことになるかと思います。気を付けたい次第ですね😅
前置き終了、説明に入ります。
まずDCの機構を知らない人向けに画像貼っておきます。
マグネット…コイル…マイコン…
DCリールが何の機構であるかというのはこれで一目瞭然ですね😆
そうです、発電機(電動機)の機構です。(回生ブレーキとも…)
そしてこのスプールの何が他のスプールより重いのか?
此方もお気付きですよね!
マグネットが重いのです💦
なので道具インプレ系ユーチューバーの方々はデジタルスケールで測った際に『うわ、DCスプール重っ‼️』と発言してしまいます。似た様なスプール径であれば他のブレーキ機構を搭載したものより5g以上重い事が多いかと思います。当然ながら物理的にも影響します。
ここまでの話を聞く限りは『あれ?ブログのテーマ通りじゃね?』と思われますよね??
ここからが本題。
もう一度言います。DCスプールはマグネットがあるため他のスプールより重いです。
そして敢えて皆さん(ブログ読者)に質問します。
①そもそもDCのマグネットって何グラムでしょうか?
②スプールの何処に付いているでしょうか?
③スプール回転にもたらす影響はどれほどなのでしょうか?
知っている方にはそんなの簡単だよ!と言われてしまう様な質問内容ですね😅
ではお答えして参ります!
①マグネットの重量→約5.7gです。可能ならご自身のリールから外して計測されてみて下さい。割らない様にご注意下さい😅
②マグネット位置→画像の通りですが
スプールシャフトのDCユニット側に搭載されています。
③スプール回転への影響→①と②を踏まえるとシャフトに差し込んでいるので回転運動の中心軸にあるため重量の割には慣性モーメントが低い。
つまり影響はあるもの他のブレーキ機構とそこまで大きな差は無い(シマノFTB除く)と言えます。
(計算式も有りますが馬鹿な自分には計算する術も気力もありませんでした😭)
ここまでの説明でご理解頂けましたでしょうか?
つまり【DCのスプール機構自体は確かに重たいが、軽量ルアーの飛距離に大きな影響が出る程では無い】のです。
その証拠に昨年発売のSLX DC XTがバスアングラーの方々にとても好評でしたね。DCなのに1/4ozが快適だとか😆
あとは21アンタレスDC用カスタムスプールの場合は1〜10gの軽量ルアーもBFSリールに匹敵する飛距離を出しつつDCの良さである動作の安定性やトラブルレス性能を遺憾無く発揮します。
まあ口で言うのは簡単な事。論より証拠が欲しいところですよね!
今のところ撮影したものがジグヘッド5g回転投法しかありませんがコチラをひとつ
コチラのキャストより前に撮影したライン回収の動画
判断材料が少なくて恐縮でしたが如何でしょうか?
DCだから軽量ルアーが飛ばない、という訳では無いことを多少ながら証明出来た事かと思います❗️
因みにコチラのリールでは1.8〜40gまで使用していまして40gでは147m全放出を記録しております。
※半ケツ注意‼️
スプールが軽いと重量級ルアーの遠投には向かない…というジンクスも破る事が出来ましたね♪
では逆に何が原因でDCリールは軽量ルアーが飛ばないのか…気になりますよね?
これは単純に純正スプールのボビンが悪いです😭
ボビン構造+糸巻き量=ボビン重量ですが、コレが変われば先ほどの動画の様に軽量ルアーも快適に飛びます。敢えてシマノがやらないのは手抜き若しくはマーケティング戦略として今は変えないだけなのか…
どちらにせよ僕はカスタムスプール+DCカスタムに出会ってから純正スプールに飽きました😭シマノ公式がこれらに追い付き追い越す日を心待ちにしています✨
が、果たして10年以内に果たされる日が来るのかどうか…