きみよ、歩みを止めるな。
やっとここまでたどりついたと安心して
後ろを振り返るな。もっと前へ進め。
後ろに誰もいないからといって、おじけづくな。
ここまで来れたのはきみしかいない。
しかし、到達したのではない。
まだ途上だ。さらに進め。
かつて誰も歩んだことのないこの道を進め。
すでに誰かが確立した道をたどるな。
自分の道を行け。
ただ茫漠とした中に
自分の道を広く築け。
そして、自分を自分自身を導いて、
堂々と進むがいい。
人生にはつらいことが起きる。悲劇も起こる。しかし、苦しいからといって自分は運が悪いのだと思わないでほしい。
むしろ、苦しみを与えてくる人生を尊敬するようになってほしいのだ。
苦しみによって、この精神が、この心が、生きようとするこの力が、ますます鍛えあげられるのだとほくそえんでほしい。