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S1000XR試乗!
試乗の印象を一言で申しましょう。
カットビバイク!
そして遠くへ行けるツァラーです!
18日日曜日、ソフィアのオイル交換でモトラッドトウキョウベイにまいりました際、試乗させていただきました。ありがとうございました。
新型S1000XR、既にお友達のテツさんが赤の車両に入れ換えて、ツーリングでバンバン乗っていらっしゃいます。
やたらと乗り換えるテツさんがS1000XRを買うのは二回目。
キモチイイらしいです(笑)。
乗り換え前のF900XRと比べると、「アクセルをガバッと開けるのはちょっと怖いくらいのパワー」と評価されています。
そして、これに3パニア付けて2千キロ超の北海道ツーリングに参加されます。
さて、私のインプレッションです。
S1000エンジンは、4気筒のハイパワー。
RRの前のモデルには試乗したことがあり、またS1000Rは所有して楽しんでいましたので、このエンジンのことは良く知っているつもりです。
※昨年までS1000Rに乗っていました。
今年後半には、日本でも新型S1000Rが発売されるでしょう。
また戻るのもいいなと思っていますし、新型XRも将来の戦闘機候補としていいかな、なんて思っているんです。それで、チェックしておきたいと思い、試乗となりました。
上の最初の写真の車両はプレミアムスタンダード、いわゆるローダウン版です。
HPによると、シート高は790mm。
170㎝の私ですと、両足を着こうとすると左右とも母指球までは着く、それくらいの感じです。
790㎜はかなり低い数字ですが、体感的にはそこまで低く感じません。
正直言うと、実感体感としては、820㎜とか830㎜とかそんな感じ。
おそらくシートの角が内腿に当たっている分高く感じるのでしょう。
上の写真を見ると、シートがリアから大きくカーブして下がってきてものすごく低くなっているように感じますね。
そして、シートは薄い。そう思います。クッション性はありますが、かなり少なめ、薄い感じが強い、と言っていいでしょう。
しかし、暫く乗って、例えば30分から45分でお尻が痛くなるということでもありません。うまく作ってあるのかな。
GSAのラリーシートに慣れている私、一体型でお尻の位置を前後移動できる自由度が高いシートに慣れているので、XRの場合はすっぽりお尻が決まった位置に納められてしまう、という感覚が強いんです。
これはF900XRやF900Rと同じような感覚です。
違和感を感じつつ、しばらく走っているうちに、あれ?そう不自由でもないや、少し前後に動かすこともできて、こういうのも悪くないな、なんてなってしまうんですから、慣れというものは恐ろしい(笑)。
ライディングポジションがある程度決められてしまうのはいいことなのかもね。
S1000エンジンは、そりゃあもうパワーはすごいです。本気でアクセルを開けるのは怖い、テツさんのおっしゃることはよく分かります。開けると少々怖い、そんな感覚があります。
しかし、今回乗ってすぐ、「あれ、パワーが盛り上がる感じないよねぇ」って思いました。
これは、かつてRR試乗の時もそうでしたし、自分のS1000Rに最初乗った時もそうでした。
アクセルを開けていってもドカ~ンという爆発的パワー感ではなく、悪い意味ではなくスカスカした感じ(笑)、回転はどんどん上がり、速度も一気に上がっていくのだけれど、パワーがスムーズに出ていくのでドッカンドッカンということじゃなくていわば拍子抜け的にスピードが上がるということなんだと思います。
ですから、初めて乗ると、ついついモードを「ロード」から「ダイナミック」にしちゃったりするんです。
今回もスタートして5分でダイナミックに変更。
そしてちょっと本気出して開けて、あぁ、こりゃあいかんわな、アブナイアブナイ、ヤバイヤバイ、と慎重になるってことです。
クラッチは軽い、つながり方はグッツィやGSAとは違った印象でした。
そして重要なポイント、オートシフターが軽い軽い。シュンシュン入る。Fエンジンのそれよりはるかにスムーズ。Rエンジンのオートシフターに比べたらもう天と地の違いです。膝も痛くなりませんし、意識せずともどんどんアップダウンできます。
ブレーキ、どうのこうの語る必要もないほど効きます。あ、これだよね、安心感の素は!ディスクもでかいし。
ブレーキを掛ければ、力の分だけキッチリ利きます。
ですから、このXRで行きたい場所は、房総の裏道、車が一切通らない快感カーブの連続の道です。
クォ~ンと回してカーブで倒しこんで駆け抜ける。
ああ、気持ちいい!Rエンジンのお友達が必死で回しながら後ろをついてくる、そういうことになります。
私のS1000Rはアクラポビッチサイレンサーが標準装備でしたが、これは普通のサイレンサー。カッコを気にするなら交換もありかも。
でも、動力性能にはほとんど関係ないでしょう。
左グリップのスイッチ類。他のモデルとほぼ共通の使いやすい配置。
いろいろ付いていますので、快適です。
開ければグンと出ますが、お尻がシートに吸い付いているので慌てるようなことは全く起こりません。
4気筒のパワー感が好きな方、つまりパワーを好む方で、ロングツーリングや遠征にも行くなら、S1000XRはドンピシャだと思います。
最後に、このエンジンの一番大きな問題は熱。夏の熱さがどれくらいかはまだ誰も試していません。
前のモデルより改善したと言われていますので、少し良くなっているのでしょうね。S1000Rは夏乗る気になりませんでした。新型XRならちょっと熱いけれど大丈夫、そんな感じになっていることを期待しています。
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