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夜明け前、5時30分にホテルを出発。宿の主催するツァーです。
野鳥の会の長靴が初めて使われる日。
閉じられたゲートを宿の方がカギで開け、20分少々でタウシュベツ橋梁手前、ダム湖畔到着。
上の写真の倒木が横たわる場所は、廃線となった軌道跡。
そして開けた場所へ。
あれれ?タウシュベツ橋梁はどこに?
答えは目の前。軌道跡が橋につながるので目の前です。
少し横に回ってみると全貌が見えてきます。
下に降りて全体を見渡します。
神聖な場所、そう感じます。
素晴らしい光景。なんとも壮大な廃墟。そして先人たちの素晴らしい橋梁建設の努力。全てが見えたような気がしました。
まさに朽ち果てようとする寸前の美しさ。
霧と森に囲まれ、静かにその歴史を閉じる瞬間が近いと感じます。
現在ダム湖の水面は極めて低い状態。だから、橋梁の下まで行くことができるんです。ダムの修理の関係で水位を下げているというようなことがあるのかも。だから、ダム湖の底を歩けます。
しかし・・・・
のんびり写真を撮っている場合じゃありません。
小川、というには少々流れが速くて幅もかなりある。
そんな流れがかなりの数あるんです。
移動のためその川を渡る、つまり数回「渡渉」の必要があります。
流れが速く、深めの場所もあり、一度恐怖のどん底に近い状態となりました(怖)。
かなり緊張し、苦労して、少々長靴に水も入ったりするくらい深いところを渡り、やっと橋梁を回り込むことができました。
そして夜が明けました。
陽が昇り、橋梁を照らし始めました。
そして水位の低いダム湖側を見ると・・・
この世のものとは思えないほどの絶景。
水面から霧が立ち上り、そこに日差しが・・・。
軌道跡の道、ダム水位が上がった時に押し上げられてきた倒木がごろごろしている道を引き返します。
45分ほどダム湖に滞在。これにてタウシュベツ橋梁見学は終了。
感動の体験、言葉にできないし、行ったことのない方には想像できないほどの絶景。
湖畔から戻り、宿の車に乗る際、鹿が見送ってくれました。
神聖とも言える森と湖に包まれたタウシュベツを訪れ、そのたたずまいを堪能し、森と山の精に見送られて帰る二人でありました。
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