ご覧いただき、ありがとうございます 皆様是非コメントしてください。大歓迎です
焼津泊後、遠回りせずに新しいF750GSとF850GSの試乗に行ってきました。
『次期戦闘機』をBMWで選ぶ場合の候補なんです。
今回は、F750GS編です。
11月6日に福田さんに入荷し、即試乗車ができましたので、まずは脚着きが良く、安心して乗れるF750GSから。
1.安心の脚着き!
ここ強調しておきますね。
シート高、ローシート版は770㎜。これが標準。かなり低く、両足かかとまでペタッと着きます。小柄な方々には朗報ですよね。身長170㎝の私にはむしろ低すぎるので高いシートに交換してもらい795㎜だったようです。プレミアム版はサスペンションが長くなって815㎜が標準。750は、770㎜から830㎜までのシート高を提供しているそうです。
※このあたりの数値はディーラーさんで再確認してくださいね。
2.エンジンは活発!
初めてのスタート、クラッチレバーをほんの少し離したらすぐにつながり始め、あやうくエンスト&立ちごけしそうになりました。
やばいやばい、試乗はこういうのがヤバイ。こけたらお買い上げ(笑)?
R1200エンジンとはクラッチの感触が違います。当たり前だけど(笑)。試乗は注意して乗りましょう。
走り始めて快調にエンジンは回ります。どんどんシフトアップ。パワフルな印象です。
シフトダウンして回転を下げてみました。二千回転以下はさすがにノッキングして厳しいです。ちょっと回し気味でいかないと。ちなみに「ダイナミック」で乗ってます。パワーあり過ぎ感は皆無です(笑)。
街乗りですとパワーは十分。加速十分、活発に回り、ストレスもほとんどありません。なかなかな加速でした。853ccで77HP。
「これでいいじゃないかぁ?1200なんていらないかもぉ!」
正直そう思いました。高速道路などでの加速がどうなのかは確認していませんが、下道での加速感から想像するとそこそこイケルっていう印象でした。
むしろアクセルを『ガバ開け』できるので、快感かも。爆発的なパワーエンジンだと怖くて開けられませんよね。
そして、中国製のエンジンだと聞いています。だから特にどうということはありません。
ただ、発売時期が大きく遅れましたが、何かトラブルがあって発売時期が遅れたのでしょうか?そのあたり輸入元はきちんと説明をしないといらぬ詮索をされてしまいますよ。
今回輸入された初期ロットは、まだ走り始めたばかりですが、問題は起こっていないようです。
2.シフトはオートでシュンシュン入ります
R1200エンジンのそれに比べ、スムーズにオートシフターが決まります。S1000エンジンのそれには劣るでしょうが、かなり使えます。アップダウンともスムーズ。これはFエンジンの美徳です。快適です。
3.リアブレーキは弱いが、フロントは強力
以前乗ったF700、F800と同じで、リアブレーキの利き具合は1200モデルと比べるとちょっと弱め。1000や1200エンジンモデルとはそこが違います。が、フロントは強力なので、使い方に慣れれば問題はないと感じました。
4.見た目
大きなTFTフルカラーの液晶メーターは見やすい。ただし、これオプション。
ハンドル回りは1200と比べてスカスカ感がありますが、ナビステーも付いてないのでそう感じるのかも。
スイッチオンにするとこんな感じ。
そうそうローシート版の750はキーレスじゃありません。
ハンドルバーも同じ太さの普通のパイプもの。850みたいな太さの変わるテーパードじゃないんです。
LEDライトは、1200モデルとはデザイン違い。メーターバイザーはほんとに小さいので要交換。風圧でぶれない程度のほどほどの大きさのものに交換すべきでしょう。
脚着きは良好ですし、シートも細身。スッと足を下せる安心感。
見た目としては、1200のような重厚感はありません。見た目も軽く作られている、そういう印象です。
色は、試乗車は白でした。マットな青とメタリックの黄色がありますが、私なら黄色を選ぶかなぁ。
アクセルを煽るとなかなか活発な排気音がします。
5.押し引きなど
当然軽い。1200GSA荷物満載の重さを知っているだけに、この軽さは美徳です。
「介護」(※砂利駐車場からGSAを出す時お友達がサポートしてくださること)をしばしば受けている私、そろそろ軽いバイクが必要かも。
前輪19、後輪17インチ。
昔のFはベルトドライブでしたが、このモデルはチェーンです。メンテが面倒、現有3台ともシャフトドライブに乗っている私はそう思いますが、むしろそれが変なのでしょうね(笑)。
6.価格
1,296,000円税込み。私が買うならイエロー色なので、プラス6,000円、合計1,302,000円。この価格を見るとお買い得感バリバリですよね。
しかし、これにはトリックがありますから要注意です。
つまり、BMWジャパンのHPではオプションについて書いてません。LEDヘッドライト・ウィンカーetc.はなんとオプション設定。それらが付いたローダウンモデルは173,000円高くなるんです。キーレスになるプレミアムモデルは、なんと248,000円高になっちゃうんです。加えてTFTメーターパネルはオプションですから75,000円高。
結局750GSのローダウンは1,550,000円が仕上がりの価格。
BMWジャパンのHPの書き方は極めて不親切で誤解を招くものだと批判しておきたいと思います。
なお、ローダウン版の750には電子制御サスESA付いていません。プレミアム版750と850プレミアム版には付いていますが、1200モデルと異なりリアだけ。だから付いてなくて一向にかまわないと思います。センタースタンドとかいろいろ付いていませんが、いりません。結論として、乗って走る喜びは変わりませんよね。
そして価格比較してみました。1200GSAと比較すること自体おかしいかもしれませんが・・・。
7.5つの美徳
①BMWであること、②価格がまあまあリーズナブルであること、ただしバカ安ではない、③走る能力は十分であること、④そしてなんといっても脚着きが抜群に良くて軽い(といっても224㎏)。
さらに、⑤遠くへ行ける!パニアのコストを払えば、素晴らしい旅バイクになる。
参考として、プラスティック製のパニアは、両側で134,049円、トップケースは68,536円。1200GS用のプラスティックパニアとは少しデザインが違うそうですが、1200のそれと互換性があります。
次回は850GSの試乗について書いてみます。
快く試乗させてくださった福田さんに感謝です。
お読みいただき、いいね!楽しいね!と思っていただいたら、日本ブログ村のボタンを押していただけると、とても嬉しいです。