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日曜日のロッキー初ツーリングは400㎞ほどの軽めのものでした。早速、感じたこと、◎と✖を正直に書いてみますね。

 

1.重いよぉ~!✖

覚悟して買ったのだけれど、実際納車されてみると、「想像以上の重量感」!(笑)

※BMWによりますと、ハーレーのなんたらやホンダのGL何とかに比べ、極めて軽量だと自慢しています。これで軽量かよっ!

 

 

カタログ上339㎏。そりゃ重いよねぇ。1649ccのエンジンだけで100㎏あるんです。 ※BMWは、「軽量化してあるのでエンジンは102㎏しかない」って言ってますが、言い方がおかしいです。

走行可能状態、ガソリン満タン、パニア付きで339㎏は、ウチのオリバー君260㎏(パニア付けたら270㎏くらい)よりはるかに重い。ソフィア(モトグッツィ1200スポルト)は260㎏(パニア無し状態)。

超重量級バイクですから、ほんの少し傾斜があるところを押して登ろうとしても動きませんね(笑)。前下がりの駐車場には絶対に停めてはなりません。

 

 

この写真は、昨日のツーリング中にTICさんが撮影して下さったもの。まだぎこちなさが残っている朝の段階です。

プロの試乗記などに「走り出すと重さは感じず、ひらひら曲がる」なんて書いてありますけど、重さは走っていてももちろん感じます。すごい超重量級の物体がドドド~ッと進行している感覚が常にあります。1990年代初め、BMWの12気筒850iという「超弩級」のスポーツカーがありました。1週間ほど乗ったことがあるのですが、あの重量感、トルク感、走行感と非常に似ています。

しかし、誠に不思議なことですが、緩いカーブもヘアピンもスーッと曲がっていけるし、ブレーキも非常に穏やかに、そして確実に効きます。

これだけの重量バイクを全く問題なく操作、走行できるのですから、全体の調和、ハーモニーっていうのでしょうか、それが抜群だと感心。

 

2.レイジーな操作ができるエンジンのトルク感◎

6速に入れて、千回転から加速できます。だから、例えば、4速あるいは5速に入れてスピードは変化してもギアチェンジせずにアクセルワークだけで走行できます。怠けた(レイジーな)運転ができますね。

山の中のヘアピン、それも登り坂、3速に入れたままで曲がって加速して減速して・・・、とシフト操作せずにずっといけます。これを覚えたら怠け者になって、フラットツインに違和感感じてしまいそう(笑)。

 

※1649cc、エンジン単体の重量は100㎏超え。160HPのモンスター。

 

過去に乗ってきた水平対向2気筒(フラットツイン)はじめLツイン、Vツインなどがノッキングしそうな回転数でも不安なく粘る粘る、「ねば~る君」という感じ(笑)。

もちろん、アクセルをガツンと開けると、ビュオオォ~ンといった「ソニック音」(笑)を残して超加速。「速いバイク」、「パワーバイク」だと思います。

 

3.足着きに問題が・・・✖

同じK1600でも、GTLと違い、シートが高い。810/830mmとカタログにあるけれど、シート幅が結構広いので、170cmの私が両足をスッと下すと、両方とも親指付け根あたりが付くのがやっと。感覚的にはシート高850㎜くらいかなという感じ。

念のため、フロントシート下のシート高調整装置を確認してみたら、低い方になってました(ガックリ)。

定評ある河名さんであんこ抜きするか、純正のローシートを購入するか?改善を図った方が良いと思います。

 

4.クラッチ、ブレーキ、シフトなどの操作◎

クラッチは軽いですね。アグスタやドゥカティなんかと大違い。っていうか、イマドキのBMWはみんなこんな感じ。ワイヤ引きじゃなくて油圧クラッチはこんなレベルが普通です。ただ、トライアンフの最新モデルにはかなり負けています。

レバー位置が少々遠いので調整しました。ごく普通の手の大きさの私ですが、クラッチもブレーキも一番近いところに調整。極めて簡単です。

シフトは、チェンジの度にガチャンガチャン派手に音がして、ショックもありますのでマイナスポイント。もっとスムーズに入るといいなって思います。シフトアシストもないので(2017年モデルには付くそうです)S1000RR並みのスムーズなものがほしい。

 

 

ミラーはよく見えます。アグスタやドカ、いわゆるイタリア~ンなバイクとは全く違います(笑)。

そして、BMWの他モデルより複雑で機能てんこ盛りなのが、この左にあるジョグダイヤル。

本当にいろいろメニューがありますので、勉強しないといけません。

GSAのジョグスイッチはシンプルで、ストレートにナビの縮尺変更ができますが、ロッキー君は複雑なので手順を踏まないとそれもできません。面倒だなぁ。

それから、セキュリティも入っているので、日曜日早朝盛大に警報音をご近所に響かせるという失態をしでかしてしまいました。セキュリティオン状態のこの子をキーを持たずに動かしたら鳴り出し、リビングまでダッシュしてキーを取って戻るという「アサイチの運動」しちゃいました。

 

 

ディスプレイも見やすいです。ナビの位置が遠いので、「離せば分かる年代」にはありがたい。

 

 

5.シールド意外に低いぜっ✖

シールドは、RT的なある意味感動的風防効果を期待していましたが、スポーツバージョンなので低め。下げておくと顔や肩にもろ当たり。上げても防風効果イマイチ。シート後方に座って前傾した姿勢を前提にしているシールド形状です。

そして妙なギミックがあるんです。

 

 

 

むかしの車の三角窓と同じ発想。空気を取り入れて体に当てて涼しくなる、そういうこと。

 

 

このフクロウ的なコロナリングが特徴ですが、すれっからしの私にとってはどうでもいいなぁ的な装備です。

被視認性を高めるためにソフィアとオリバー君にはイエローフォグ(PIAA製品)を付けていますが、この子には設置できるスペースがないのがとても残念。LEDの補助ランプは被視認性を高める効果がイエローに比べやや低いので。

 

6.走り◎

走りは、いい感じ。今まで乗ってきたBMWとは別の世界。4気筒はK1300Rとアグスタのブルターレに乗りましたが、それとも全然違います。シルキーという表現は、確かに納得です。振動もないし、ドコドコ感もないし、きわめてスムーズ。

『ひどく重いものが暴力的パワーで猛進する』、これが率直な印象。強力なブレーキ無しにはありえない車両です。

リアブレーキはもうちょっと効いてほしい感じかな。フロントはバッチリ強力な感じ。といっても、フロントを掛けると前後に効きますが。

 

 

狭くて路面が荒れているひどい山道によく行く私たちなので、細かいヘアピンの連続などをこなせるのか心配していましたが、1速、2速、3速、そのどれに入れていてもストレスなくスイスイ曲がっていけちゃいます。これは感動もの。

上の写真は日光霧降高原道路。前のバイクにゆったりついていく状態でしたが、らくちんで、すぐに追いついてしまいます。ハイ、追い抜きました(笑)。

 

7.旅バイクとしての能力◎

文句ないでしょう。特に高速メインで移動するなら、超速の移動手段です。

パニア容量もかなりありますが、横に開きます。GSAのアルミ箱のような上に開くタイプの方が使いやすいと思います。

GTLと違い、GTにはトップケースは付属していません。パニアの横幅が異様な感じなので(笑)、パニアは外して手持ちのBMWソフトバッグ大を付けて使うことも考えるつもり。スタイルとしてはパニアがあった方がいいですけどね。

 

 

 高いお金を出して買ったタンクバッグが意外に小さくて(GSAのそれよりかなり小さい)、デッカイ一眼レフを入れにくい。ま、これは私のEOS1Dxがデカすぎるってことでしょうけどね(笑)。

小さいけれど、ハンドルに干渉しないようライダー側に設置されていて腹に当たります。これは要改善。

シートヒーター前後装備。グリップヒーターももちろん装備。手の甲をカバーするハンドルプロテクタを付けるとさらに耐寒能力が上がりそう。

オーディオも付いていて、ラジオ音声などがスピーカーから出ます。以前空冷SOHCのR1200RTを所有していましたが、オーディオはオプションだったので、標準装備のスピーカーは「宝の持ち腐れ」だったことを思い出しました。もちろん、走行中ガンガン音を出すなんておバカなことはもちろんしないので、まあどうでもいい装備ですが。

 

8.バラエティの欠如✖

3台持ちの私。全て違うブランドで、異なるディーラーさんと付き合う、というのを理想としてきましたが・・・・。

※つい一年前、KTM、モトグッツィ、ドゥカティの3台持ち時代が一番バラエティに富んでいました。

今所有する3台、これで2台がBMWとなってカブリました。ディーラーは、なんと全て福田モーター商会。寡占状態と言ってよいと思います。将来的には、寡占を解消していきたいと思います。

 

9.総合評価

K1600GT Sport とにかく高価で高性能、機能てんこ盛りなフラッグシップ機です。万一の転倒の時の修復コストも怖い。

乗ったことがなかった6気筒の1600cc、「軽量化を進める」という自分のポリシーとは正反対な方向に行ってしまった今回のバイクの入れ替え。一時は、S1000RRあるいはS1000R、あるいはRnineTスクランブラーにしようか悩みに悩みました。

でも、6気筒乗ってみたかったんだもん!

理由はそれだけ。だから、慎重にロッキー君の実力と走りを確認して行こうと思います。

アレッ、結構気に入っているのかなぁ(笑)?

 


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