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 ツーリングに行かないこの週末。オリバー君を洗車し、髪を切り、そしてトライアンフ柏さんに試乗に行きました。


 いつも笑顔の店長。トライアンフのこと、当然詳しいし、親身になって対応してくださいます。この店長さんがいらっしゃるからトライアンフ柏、大好きです。


  今日は、『パワーバイク』を試したい、そういうことで新しくなったスピードトリプルRに試乗。
(※ちなみに、ストリートトリプルはエンジンが小さい全くの別物なのでご注意下さいね。)
簡単にスペックを紹介すると、3気筒エンジン、1050CC、140HP、192㎏、シート高825㎜。
私の比較のベンチマークは、MV-Agusta Brutale 1090RR、名前のとおり凶暴なパワー(150HP)、重くて敏感で扱いにくいクラッチなどぶっ飛んでいるバイクです。

1.パワーあり、でも扱いやすい
 140HPで200㎏ないのでパワーバイクです。いわゆる「ストリートファイター」なんです。
 今回の刷新で、電子的デバイスが他ブランドと同じレベルで入って、エンジンはモード切り替えできるようになりました。
 ノーマルとスポーツ両方試しました。凶暴さ、扱いにくさは感じません。アクセルを開けるとグワッと来ますが、「調教されている」、そう感じました。数値の問題でなく、パワー感、カットビ感、あるいはハラハラ感はアグスタの方があります。コントロールできない感もアグスタの方がはるかに上です(笑)。
 スピードトリプルは、パワーの盛り上がり方が突発的ではなく、安心感があります。


2.ちなみに熱くありません。
 ドゥカティ的な熱さはありません。水冷ですから、多少の熱気はありますが、全然大丈夫って感じ。

3.ポジションは多少前のめり
 スラクストンよりポジションは前のめりです。ストリートファイターなんですから当然多少前のめりですよね。スラクストンがむしろポジションが楽過ぎるカフェレーサーだと言った方が正解です。


 スピードトリプルに話を戻すと、シート高は825㎜。170㎝の私は特に問題なく乗れる足着きですね。足を下に伸ばすとステップが脛の内側に当たったので、足を少し前気味に着くようにしたら快適になりました。
 ステップは高いところにあります。これもこの手のバイクのオヤクソクです。
 BMWのGSAに乗ってお店に伺ったので、最初はこのポジションに違和感がありましたが、乗り出したら30秒ほどで違和感は泡のように消えて、全く問題なし、どころか心地よい前傾です。


低く構えた精悍なスタイルであることがよく分かります。

4.操作系は非常に改善

 ワイヤー引きのクラッチ(油圧じゃない)、前のモデルに比べてはるかに軽くなりました。最近のトライアンフはクラッチが本当に素晴らしい。
 アクセルは、いわゆるライドバイワイヤ。イマドキのバイクは、エンジンモードやABS、トラクションコントロール、全てコミコミで電子制御デバイスが入っていますね。


 メーターパネルもドカのような複雑系ではなく、比較的シンプル。
 ブレーキは、フロントは強力です。リアは、BMWに比べると強力に効くというレベルではありません。前後ブレーキをうまく合わせて使うというこれも定石通りのセッティング。
 タイヤはとても素晴らしいものが付いてました。ディアブロのスーパーコルサ。無敵です。しかし、「最大の敵は摩耗」です(笑)。


 バックミラーは、個人的にはバーエンドから横に出ていてほしかった。しかし、振動もなく、極めて後方視認性が高い機能的なものです。バーエンドスタイルは嫌いではないので、あとは別のものを選択するかどうかですね。

5.スタイルはまさに『スピトリ』




 ヘッドランプをはじめとして、前モデルのスピードトリプルのデザインを踏襲しています。
 二灯並びのヘッドランプとアップマフラー二本出しが、スピードトリプルのアイコンだと思います。


 風景にもかっこよく溶け込んでいます。


 前後オーリンズのゴールドも車体にうまくなじんでいます。カッコイイですね。
 部分部分を見ても、いいなぁって思えるところが満載。


6.怖くない、そして扱いやすいパワーバイク
 あっという間に25㎞ほど乗って、ぴたりと行きたいラインに乗るハンドリングの良さに感心。開けても暴発するような気配はなく、まだ250㎞しか走っていない新車なので高回転は使いませんでしたが、開ければ調教されつつ爆発力を発揮する潜在力も感じました。
 小振りで取り回しもとても楽ちん。2千回転以下の低回転ですり抜けしたりするのも可能。
 カーブでアクセルを開けてみたら「人馬一体感」を感じることができ、非常にフレンドリーなセッティングに仕上がっていると強く感じました。
 じゃじゃ馬アグスタに乗っているので、安心感がハンパないことに安堵して、逆に少し物足りない(笑)。いやいや、こっちの方が乗るには安全だし、安心できますね。


 1,615,000円(税込み)と、同じクラスのドカ、アグスタと比べると、やや低めの価格設定。
 ウチのアグネスちゃんがナンバープレートステーの折損で修理が難航しつつある現状を踏まえ、パワーバイク系で「スピードトリプルってアリ」なんて思っちゃいました。
 ナンバープレートステーも太くてゼッタイに折損したりはしないことも確認しましたしね(笑)。
 今年新車ラッシュのトライアンフ、どれも乗りやすくてとても好感が持てると感じています。なぜなのでしょう?

 以上、トライアンフスピードトリプルRの試乗インプレッションでした。

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