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DUCATI、いい響きですね。昨年春にポールと別れてから、なかなか縁がなかったドゥカティ。今日は、ドゥカティ埼玉南さんに試乗に行ってまいりました。


2015年モデルからエンジンが別物になったとされているムルティストラーダ。実は、昨年11月にKTM1290Supe Duke R をGSAに入れ替える際、候補に挙がっていたんです。ところが、試乗するチャンスがなぜかなかったこととオートシフターが付いていないこともあり、断念。
ところが、最近お友達にはムルティ乗りが増えてきていて、3名ほどいらっしゃいますので、ちょっと羨ましく思っていました。


寒いので店内で試乗車の説明。営業の松田さんの語り口が面白いので、あれこれ豆知識も仕入れました。今回は1200Sに試乗。1900㎞ほど走っている元ドカジャパンの広報車のようです。
印象的だったのは、まず光。ライトはLEDに統一されています。点灯したら、「ウヘッ、マブシ~」って感じ。ところがウィンカーは「伝統的電球」。統一されてないじゃん、って突っ込みませんよ。私は全然それで構いません。むしろほほえましいって感じ。


メーターは、今輸入各ブランドの中で一番カッコイイと思います。セッティングはいろいろ細かく決めることが可能なのですが、ほとんどの皆さん、最初に設定されている「デフォルト」でそのまま乗っているらしいんです。
ハイハイ、セッティングの変更ってどれがよくて、どれが自分に合っているのかなんてすぐには判断不可能ですよね。それに、変更自体結構面倒だし、買ったら即乗ってあちこちお出かけしたいのが当然。となると、セッティングなんてのは、一通り乗って遊んでからになりますよね。分かります、その気持ち。

光の関係で特にいいなって思ったのは、ハンドル周りのスイッチ類が淡く光ること。
これは便利です。真っ暗な中走っていてスイッチ類の操作をするのが圧倒的に楽になりそう。


さて、私はバイクのプロではなく、素人ではありますが、『買う立場』、『わがままな消費者の立場』に立って、試乗の印象を記してみます。

1.パワフルに走り、ヒラヒラ感強し!
まず最初に総体的印象。エンジン力強く、パワーは不足なし。開けると吹っ飛んでいきます。車体を振ると、思いのまま。これは楽しそう。では、具体的に印象を書きます。

2.800㎜のシート高と背筋伸びるポジション
カタログ上シート高は800㎜~820㎜。
820㎜シートでまたがったら、乗れるのですが、170CMの私にはちょっと高過ぎるっていうかやや不安な感じ。シートのサイドが腿に当たり、足がすっきり、そしてしっかり地面に着かない感じがあり、つま先立ち。一方、シートが幅広く感じるので、お尻をゆったり支えてくれる感覚。
試乗で倒したら、『強欲な店長さん』が『ハ~イ、お買い上げありがとうございま~す』と声高らかに宣言するに違いありません(笑)。 
したがって、800㎜に変更。シート下の下駄のようなものを外していただきます。外すのは店長です(笑)。たった2㎝ですが、低くなって不安は解消。リアシート位置はそのままなので2センチ下がったフロントシートとの間に隙間ができます。ここをカバーするパーツがあるそうです。
ポジションはかなり前乗り気味。つまりタンク寄りですね。
シート形状によって、座る位置がほぼ決められてしまいます。これは、安定して体を支えてくれるという安心感と、時々後ろにずれてみたいという誘惑がないまぜになります。

3.操作系はスムーズ
クラッチは、超軽いとは言えませんが、軽い方。左の指が痛い私でもつらくありませんでした。
アクセルも軽いですね。
ブレーキは、前後とも効きます。リアは、BMWのGS系の効き方より少しソフトかなぁ。
ステップは、スタンディング(ほとんどの場合、お尻が痛くなって走りながら立つのが私たちのスタンディング)しやすくするならもう少々幅が広い方がいいけれど、問題ないもの。
ハンドルも近めだし、操作系は問題ありませんね。パニガーレみたいにサスが足の内側に当たるなんてことももちろんなし。
オートシフターが付いていないのは、BMWやアグスタと比べるとマイナス評価です。しかし、オートシフターって実はそんなに使えるわけでもないんです。だから、なくても全然問題はないのですがね。


4.スカイフック?
2014と2015は変わっていないようです。乗り心地が特別によいとは感じませんでしたが、ごつごつするとか突き上げで苦痛だとか全くなし。「空から吊るされている」という感覚は残念ですが、感じませんでした。鈍感なのか、ワタシという人間が天とは縁がないのかは不明。
いいサスなんでしょうね。意識しないんですから。

5.排気音等
けっこうドスドス低音が響いていて、雰囲気はそれなりにあります。早朝の住宅地からのスタートも問題ないレベル。

6.色、スタイルは?
フレームと車体色が違うバイクが好きなワタシ。赤一色なのでもう少し派手さというか色が欲しいなあって感じ。例えば・・・・、


「オサレ」な色の組み合わせがあったらさらに魅力は高まります。ワタシ的にはですけどね。

7.総合評価はグッド
よくできてます。GSの対抗馬として有力候補ですね。
乾燥重量212㎏、これはGS(満タン時245㎏なので20L分20㎏を引くと225㎏)と比べると10㎏少々の違い。ではありますが、体感的にはかなり軽いと思いました。やや小ぶりかなっていう印象のシールドも風はしっかり防いでくれるし、使いやすそう。ワンタッチで上下できます。
パワー感が強いので、走りは十分です。例えば、800クラスなどより、確実に疲れにくいだろうと思います。
ムルティもGSも私たち一般ライダーは、ほとんど「ツァラー」ないしは「長距離ツァラー(日帰り500km)」として使うので、悪路での性能は評価する必要がありません。
ただし、価格は高いんです。2,539,000円から。GSは2,326,000円から。ベンチマークであるGSよりも高いという値付けはいいのでしょうか?
パニアなどを追加して買うのが普通ですから、最近どんどん上がってきているドカの値付けはネガポイントですね。


今日乗っていったのは、スペシャルペイントのモトグッツィ1200スポルト「ソフィア」です。エンジンは極めて「テイスティ」。そして、かなり重いバイクです。エンジンパワーや性能的にはムルティストラーダには負けています。それでも私はこのバイクが好きなんです。

バイクを選ぶ際には、それぞれの感性というか好みというか、選ぶ基準が人によって違います。
私は、テイスティなエンジンも好きですが、パワーも大好きです。遠くへ楽しく「ハンパない距離」をパワフルに、そして楽に走っていきたい、そういう好みなので、このムルティは条件に合致していると思います。
高速を走るのではなく、下道の快走路を延々右に左に倒しながら走り続ける。そんなシーンが似合うのがムルティストラーダだと思います。

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