にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
ご覧いただき、ありがとうございます 皆様是非コメントしてください。大歓迎です

S1000XR!

パニア付きがいい感じ。だって、スポーツできるアドベンチャーバイク、旅バイクという設定ですからね


福田モーター商会さんに、白馬Tシャツの引き取りとS1000XRの試乗をするために22日土曜日に伺いました。
もちろん、営業の柳澤さんから、『BMW購入強力プッシュ!』攻勢をかけられましたよ(笑)。
RTかGSアドベンチャー
を押されています。
KTM1290SDRは昨年6月の納車後一年と2カ月を経過し、19,349㎞走行。お金持ちならこの辺でもう入れ替え、なんてことがあるのかもしれませんが・・・。でも、ここ一年で3台乗り換えているわけで、自重自重でございます。KTMも本当にこなれてきて乗りやすいし、エンジンは回りまくるし、最高の状態です。
で、SD1000XRの話です。BMWの4気筒の話です。



K1300Rのオレンジ色の新車にわずか1,500㎞乗っただけで、女性運転の古いシトロエンに横から突っ込まれて廃車にされた経験を持つWRT、4気筒はヤバイと縁起を担いで即GSAに乗り換え。今でも悔しいし、残念。ですから、実は4気筒には並々ならぬ興味と未練があるのです。
試乗車は、距離計わずかに10㎞、まっさらの新車です。

予想していたより車体は大きく感じます。あっ、隣に立っているのは女の子に見えるかもしれませんが(エッ、見えない)、「シートが昭和的体型にはちょいと高めです」と説明する日本で一番BMWモトラッドを売っている営業柳澤さんです。



水冷並列4気筒999CC、160HP、シート高820㎜、重量燃料満タンで228㎏が公称値。



ご覧のとおり、両足を着こうとすると、つま先がやっと。足着きは全然ダメなレベルです。シート高820㎜というと全く問題ない数値なのですが、シートが広くて堅くて足をすっと下ろせないので、以前乗っていた空冷GSアドベンチャー(シート高3㎝下げ)と同じくらいのイメージでした。バイクの車種ごとにシートにも個性があるわけですが、それをネグレクトして大雑把な言い方をさせてもらうと、850㎜以上、860㎜くらいに感じました。


足着きが悪い。日本市場での成功は、この事実だけでおぼつきません!日本市場を重要視していないモデルであることは明確に理解しました。


シート高がチョー高くてもGSアドベンチャーには、確固たるストーリーと魅力があると私は感じています。だから人気があるのだと思いますし、ローシートを入れれば、空水冷版のGSAは問題なく乗れます。
しかし、このXR、全くの新参者で、バイクに「物語」が付属していません。それに・・・・、
S1000RRエンジンをモディファイして、スポーツ+アドベンチャーバイクにするというアイデアがすっきり頭に入ってこないんです。
タンクはわずか20L、これは日本全国を駆け抜けるというイメージのアドベンチャーバイクとしてはどうなのでしょうね。4気筒は燃費が水平対向エンジンより悪いのにね。GSと同じですよ、コレ。それは不足でしょう。
さらに、この新参者、足着きの悪さというアドベンチャーバイクの日本市場における最弱点だけは備えているわけで、ちょっとウ~ンなのであります。

でも、『馬には乗ってみよ人には添うてみよ』ですから、勇敢に、そして倒さぬよう慎重に試乗いたしました。


フェイスは、S1000RRとかS1000Rのような雰囲気があり、スポーツ系。
ハンドルバーの広さやシートはアドベンチャー系。足着きが悪いけれど、シートは広めでどっしり座ることができて、長距離ランには威力を発揮しそうないい感じのもの。シールドは小さく見えましたが、GSAやRTが大きすぎるのであって、これで十分な防風効果が得られそうです。


この4気筒は、アクセルを開けるとパラパラパラという感じで加速します。アグスタの4気筒のようなガウ~ンという迫力はありません。
もちろんライディングモードも変更できるし、いったんローギアに入れてしまえばあとはもうノークラッチでアップダウンできるギアアシストも付いています。この変速の際のショックが大きいというようなことを書いている記事もどこかで読みましたが、R1200R、R1200RS他の装着車とほぼ同じレベルで全く問題ありませんし、便利です。

エンジンのパワー感や回り方が、例えばアグスタの4気筒(私のベンチマークはブルターレ1090RR)と全然違うという点については、
「目指しているところが全然違いますから」ということではありますが、S1000RRやK1300的な迫力を期待していた私には、スポーツなのかい、これはと少々拍子抜けの感がありました。
ライディングモードがレインになっているのかなあと確認しましたが、通常のモードでした。

今回の試乗は、残念ながら辛口になってしまいました。私がほしいバイクではありませんでした。

日本で売るならシート高を下げてください。パワー感はもっと欲しいし、タンク容量はできれば30L、最低23L(GSAは30L、GSは20L)欲しいと思います。GSより燃費が悪いんですから。
グリングリン回るエンジン、パワーを抑えるのに困るようなエンジン、それを調教しながらロングディスタンスツーリングを1週間続ける、そんなバイクなら欲しいと思います。


それから、パニアは必須でしょうね。XRはスポーツバイクとロングディスタンスツァラーの混血種という設定なので、ピュアなスポーツ車としては生きていけないのです。スポーツならS1000RRを買いますからね。
旅バイク、ツァラー、アドベンチャーツァラーとして売るなら、パニアを付けるのは前提として、あるいはリアにボックスを付けるのは当然のこととして、色など揃えてもらわないとね。

日曜日のツーリングで「スキモノ」のドカ乗りさんと話をしたら、やはり試乗に行っていました。私とほぼ同じ結論。

さて、XRは残念でしたが、いつものとおりイタリア~ンな二階へ行きました。


いつも必ず立ち寄る福田さんの二階。モトグッツィは新型が全然出ないのでひっそりです。アグスタは、スキモノのバイクですから、こちらも人はいません。私は、BMWはいいバイクだけれど、乗ってナンボのバイクだと思っています。ガンガン距離を乗ってこそ魅力的なバイク。
アグスタは乗ってそれだけで満足、所有しているだけで満足な見せバイクだと思っています。ま、私の場合は、見せバイクで距離を乗るっていう「ヘンタイ」ですけどね(笑)。

さあ、そろそろ金曜から出発するフォッサマグナグランドツーリングのルーティングの用意をしなければ・・・・。道が通れるかどうか、事前に地元の道路関係の工事事務所などに直接確認するということも必要です。今回の大型台風が通り過ぎてから電話しましょう(笑)。

お読みいただき、いいね!楽しいね!と思っていただいたら、日本ブログ村のボタンを押していただけると、とても嬉しいです。
にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村