


この前から気になっているモトグッツィスポルト1200V4、越谷のモト・イタリアーナ埼玉東さんに試乗車があるとのことで乗ってみたぁ



色はグッツィネロ。またがって最初に気付いたのは、サイドスタンドの位置がものすごく前にあるということ。ステップのはるか前方にサイドスタンド出し入れのための棒(何と呼べばいいのか不明)があり、違和感がバリバリでした。サイドスタンド使用時の傾きは、BMWくらい。
以前福田さんで跨らせていただいた際には、えらく「前のめり」なポジションだなあと感じたのですが、今回はさほどの違和感なし。なぜだろう

メーターバイザーとリアシートカウルは、白と黒のコンビ、そこに赤い線が入っていて、おしゃれ系ですが、白の面積がかなり広くてちょっとべたっとしていますね。
問題はタンクで、黒一色。ディアベルのストライプバージョンのようなものがほしいなあって思いました。
カッコだけでなく、乗ってみた印象も書いてみます。お店の近くをぐるぐる何回か周回するという試乗でしたので、ほとんど3速くらいまで。
まず排気音がなかなかに勇壮ですね。
いざスタートですが、アクセルを開けると車体が右へグンと傾きます。これはV7Racerで十分承知している挙動です。しかし、V7系の750CCOHVエンジンとは全く異なるパワー感、重量感を感じました。
クラッチはさほど重くなく、アクセルを開けても急激にパワーが出てくる感じもありません。マイルドなスタートが可能。音は大きいのですが、パワーがそれに伴って爆発的に出るというよりは、さらにアクセルを開けてもらうのを待っている、そんな感じ。
KTMに週末1400㎞弱乗って感覚がそれに慣れているせいもあると思いますが、車体が非常にマッシブで重量感にあふれています。ハンドリングは、今所有している3台とも異なり、ヘアピンなどでどういう挙動をするのかは量りかねる印象。前輪がかなり先の方にあってそこで舵角を付けて曲がるという感覚。
正直、短いストレートではどれほどのパワーがあるのか分かりませんでした。
シート下には広大なスペースが・・・

シートはフッカフカで座り心地が良く、私好みでした。比較的平らにできていて、前にずれることもなさそう。お尻との相性は長時間座ってみないと分かりませんが、第一印象は、ロングツーリングも苦にならないシートという感じ。
ブレーキは、まあ効きますが、どうやらこの個体はABS無しのようで、リアを踏んでロックさせたら、簡単にズリズリしました。登録間もないとの説明でしたので、日本法人から一定台数のABS無しが放出されたのかも。
こちらのお店は、国産4社とピアッジオのイタ車を扱うお店で、とても広くて驚きました。
V7系のバイクが並んでいて、なんと40馬力の前のバージョンのV7Racerもいました。下の写真のRSV4 Factoryは、サーキットで乗るものなのかもしれませんね。なにしろ、本国仕様184HP、日本仕様106HPですから
今回は、営業の方が不在で話を聞くことも、価格についての相談もすることができませんでした。
かなり大柄な1200スポルト、いいのかなぁ・・・、と乗ってみてもまだよく分からない状態が続いています。
パニアがあるのか、シールドは不十分ではないのか、など問題点がまだまだたくさんありそうです。