


新型GSアドベンチャー、ショールームに見に行ってまいりました。相変わらずでっかくて、威風堂々。デザイン面では、完全に「キープコンセプト」、イメージは完全に引き継いでいます。新型の印象、なかなかいいですね

自分のGSA(DOHCモデル)は、これ。30周年モデルです。
地味なカラーリングが多いBMWエンデューロモデルにしては少し派手なカラーリングで、素敵です。ステキじゃないと買いませんけどね

自分のと比べてどうか、という見方をどうしてもしてしまいます

上の写真のように、「旧型」(とは言いたくないけれど)の自分のGSAと比べると、まず『くちばし』が多少短くなりました。いろいろサイズダウンしている部分がありますが、これは重量対策?短いとデザイン的にも軽めに見えますね。
タンク容量は現行34Lから30Lに減少。現行なら、最長航続距離700㎞近いGSAが、600㎞位に短縮ということに。すごい航続距離でこれで十分です。ただし、私たち仲間のツーリングはロングが多いので、長めのツーリングならほぼ一回分は給油なしに走り切れるかどうかってところ。この点は、総重量を減らすということでそうなったのかもしれませんが、少しもったいないかなぁといったところ。
下の写真は、タンクとキーホール、そしてメーター周り。キーホールの感じは現行とほぼ同じ。一時、このキーホールに仕込まれた盗難防止装置がトラブルになりましたねぇ。リコールという扱いではなかったのですが、極めて大量の対象機種のキー関係のパーツを無料お取替えという大騒ぎでした。今度は大丈夫でしょうねぇ?
タンクにある小さな「小物入れ」。チィッセェ~

こんなセコイもの、勘弁してくれぇぇ~。これじゃ「小物」じゃなくて「極小な物入れ」です


メーター周りは、現在のBMWモトラッドの流れで特に目新しいデザインではありません。旧型とはやはりそれなりに変化しています。
さて次はエンジン部。この太いガードバー。これは新機軸ですね。私のGSAは、ヘッドを保護するパーツが付いていまして、それもなかなか良いスタイルでグッドだったのですが、こういう保護バンパーもなかなかいいと思います。立ちごけすると、ヘッドカバーにはそれなりに傷が付きます。新型で立ちごけした際、このガードバンパーは曲がったりはしないと思いますが、キズは結構目立つかも。万一交換となると、コストがかかるかも。やはりアドベンチャークラスは、倒した際のことも事前に考えておく必要があると思いますしね・・・。(倒す前から倒した場合を考えるのは負け犬的思考かな?)
エンジンヘッドの形状は、当然ながら水冷エンジンなので、旧スタイルと異なりますね。一目見て水冷と分かるってこと。フィンの美しさ、それを考えると空冷エンジンなんですけどね。
新型GSに試乗した経験で言えば、パワーはもう完全に違うレベル。おそらくアドベンチャーのエンジンも、同じフィーリングなのでしょうね。エンジンの回り方、フィーリングは、空冷エンジンに慣れた私たちにはギャーンと回りすぎかなあと少し違和感があるのも事実です。
上の写真のように、エグゾーストパイプも太い。どのくらいのパワーが出るのでしょうね。125馬力?数字じゃ分かりません。
パワー感については、試乗車が出てから試さないといけません。GSに比べて重量が15kg増しの260㎏(走行可能状態で)。大したことないのですが、実はその増量がどれくらい影響があるのか?私の予想は、カタログ上では15kgの差ですが、乗った時のエンジンのパワー感はそれなりに異なるのではないかということです。
最終的には、パニアなどを付けて荷物を入れると、300㎏というレベル。GSに比べると、むしろ重量が増えて、落ち着いたしっとりした加速感になるのでは?という期待もありますね。
問題は、過去においても、アドベンチャーの試乗車はほとんどなかったということ。試乗車がないまま、GSに試乗しただけでアドベンチャーを買うのは少々冒険。ディーラーさんには、是非アドベンチャーの試乗車を作ってほしいものです。
試乗しないで買う


この項続く
