ヴァランスを一躍有名にしたレストラン、
ピック。
2007年のミシュランガイドで、
初めて女性シェフが三ツ星をとったレストランです。
ランチにピックを訪れてきました。
優しい印象。
適度にモダンで、かつ高級感のある
感じのいい室内でした。
お料理は、
お昼のメニューではなく、
アラカルトで頼むことに。
アペリティフと一緒にでてきたカナッペ。
ちょっと和風の串なども使われていて
モダンな印象。
一つ一つが細やかで丁寧に作られていました。
ポップコーンがのっているところが
ちょっとおちゃめ。
前菜には、大好物のラングスティーヌ。
キャッビアとうにが交互にのっていて、
固めたジュレがかぶせてあります。
黒いお皿に、ラングスティーヌの白と、サラダのグリーン。
この一皿はとても綺麗でした。
2部構成で出てきて、
一皿目は、胸肉のルーラード。
四角い皿を前面に使ったドレッサージュは、ちょっと新鮮。
火のいれ方が素晴らしく、
ほんとうに柔らかく、ジューシーで
おいしかったです。
2皿目のブレス鶏はもも肉を
コンソメと一緒に。
やさしい味わいで、
おなかはすでにかなり満腹に近かったのですが、
それでも食べたくなる味でした。
一緒に頼んだワインは白。
Domaine Bernard Gripa Saint Peray 2005
パリにいるときはあまり注目したことの無かった
Saint Peray。
ルーサンヌ、マルサンヌという品種から作られる
このワイン、
アルコール感も感じられず、
繊細でおいしかったです。
金色の球状のものは、
やわらかい膜の内側はトロリと液体でした。
何のソルベだったか忘れてしまいました・・・。
M.CHAPOUTIERのBanyuls
お店の方が、サービスでグラスを出してくださいました。
マロンの味を存分に楽しめて、
かつ甘さが残らずすっきりと抜けるあと口でした。
おそらくシェフパティシエのサービス。
ショコラのオンパレード。
でも全部食べ切れてしまう繊細で軽い味わい。
ここのシェフパティシエは、
2007年にMOFをとったばかり。
食事の後に、厨房を見せていただき、
シェフともご挨拶できました。
お昼からかなりの金額になってしまったのですが、
本当に満足のいく内容。
サービスも素晴らしく、
来てよかった、と思えるお店でした。