鈴ちゃんが旅立ち 1週間が経ちました
鈴ちゃんの1歳の闘病の最後の日も 記録しておきたいと思います
6月16日に 鈴ちゃんの甲状腺機能低下症が検査でわかり お薬を飲むようになったので 16日から飲み始めました
17日は とても だるそうにしていたのだけど 甲状腺のせいで体温が低いし だるいんだろうな~早くお薬が効いてくれますように 思っていたの
18日は午前中はそれでもいつもと同じで 午後は 便はしたけど 尿が出ない
それでも 3回はしていたので 明日の朝 尿が出ていないと尿毒症が怖いので 病院に行こうって思っていたの
18日もだるそうだけど ゲージから出てきたりしながら 動いていたので そんな軽い気持ちだった・・・
(写真 目が少し開いてきた生後12日)
19日起きてゲージを開けると スッと起き 出てきて外のベットに寝た
お薬と 皮下注射と ごはんの用意をして まずトイレをみたら 尿がしていない・・・・
体温が冷たく感じたので 体温を測ってみると 低いどころか39.4℃もあった・・・・
注射もご飯も後回しにして とりあえず病院へ 急ぎました
時間にすると 熱を測ってから病院に着くまで 20分くらいだと思う
さっきまで歩いていたし お薬のせいか 風邪かで熱が出たくらいに 思っていたよ・・・・
病院について 受付で 尿のこと熱のことを話したら 順番待ちをせずに鈴ちゃんが診察室に連れて行かれて 熱を測って直ぐに私が呼ばれた
鈴ちゃんはエコー検査をしたのだけど 腎臓に尿が溜まっていない・・・そんなことは無い え?え?え?と思っていると同時に 血圧を測ると下の血圧が低すぎる
院長が足を見せてチアノーゼを起こしているって言うの
腎臓に尿が溜まっていないということは ほかに回ってしまったんだよ
尿毒症を起こしていました
あれほど私が恐れていた尿毒症・・・・
でも 海(弟の猫)は 尿毒症でも助かった・・・・鈴ちゃん頑張ってと祈りながら 治療の様子を見ていた
「え? さっき 歩いていましたよ」って言っている間に その間も採血を採ろうとしても 血液が上がらない
あっという間に今度は血管が探れない
毛を剃って 血管を探すのだけど 両手両足とも探れない
その間にも 神経障害の電解質の点滴や普通の点滴が運ばれるけど 血管が探れない・・・
何本の針を無駄にしたのだろう・・・
先生が必死に血管を探しているのが 私にもわかる
どうしても血管が探れないので 「手を切開する オペセット」って言われ びっくり
嫌だと普段なら言うのだけど さすがに この慌ただしさ必死さに ただただ鈴ちゃんを見つめていた
鈴ちゃんも大きな目でずーと 私を見つめている
鈴ちゃん頑張れとしか声に出ない
神経障害なので 麻酔は神経障害を進めちゃう可能性があるのに そんなことは もう言える状態ではなかった・・・
局部麻酔だし 進行が進んでも まだまだ 鈴ちゃんのお世話をするって思っていた
鈴ちゃんの細い手が切開され 鉗子で血管を探るのだけど 細い血管しか出てこない
どうしても血管が見つからないので この血管に針を刺そうとするのだけど 「針より血管が細い!」となかな刺せない ほかの血管と探すのだけど 見つからない 「もう首からかな」と・・・
血圧がないので 血管の膨らみが無い
この細い血管が 普通の太い血管だったのだろう
このとき鈴ちゃんは 切開されているのに 血が出ない 滲みもしていない・・・・これは後から血が出ていなかったと思ったのだけど その時は「え~~~首から・・・・」と思っていた
首を探って バリカンを入れるときに 「先生 鈴ちゃんの口が変・・・」と言ったの
すると「まだ 心臓は辛うじて動いているけど もうじき痙攣がくるよ」「痙攣を見るのが辛ければ 待合室に居てもいいよ」「でも最期だから居てあげる?」って言われた
これが鈴ちゃんの最期って なぜか気が付かない・・・
「鈴ちゃん頑張って」「鈴ちゃんはママの宝だよ」って言っている間に 大きく伸びをした感じで3回動いた
この伸びが痙攣だとまだ気が付かない・・・
すると「11時38分」って言うの
「え?死んじゃったの?」「朝 歩いていたのに」「え?死んじゃったの?」「え?死んじゃったの?」「だって 鈴ちゃんは私の宝なの」ってただ何度も繰り返していた
看護師さんが 鈴ちゃんを綺麗にするのに連れていってしまい 院長から鈴ちゃんが 神経障害による腎不全でもうチアノーゼを起こしていて血圧が測れなかったなどの説明をしているのだけど 「え?本当に死んじゃったの?」って何度も繰り返していた
生後1か月で神経障害で入院していた時に 亡くなってもおかしくないのに よくここまで育てたよ
なかなか ここまで生かしてあげられないと思うよなど言ってくれていた
私混乱して「去年主人を亡くして 鈴ちゃんだけなのに」とか 「ぱぁちゃんが亡くなって 鈴ちゃんが私の生きる力だったの」とか院長先生の前で子供のように おいおい しやくりあげて泣いていた
それから 鈴ちゃんが綺麗になって 戻ってきた
看護師さんに「本当に死んじゃったの?」ってまた聞く
最期まで 私を大きな目で 見つめていた鈴ちゃんは 私が亡くなったのが分からないまま 大きな目の可愛いお顔のままだったの
「医療用のアロンアルファで目を閉じますか?」って聞かれ 頷いた
タクシーを呼んでもらい タクシーの中 家に帰っても ずーと泣いていた
まさか死んじゃうなんて思いもしないで 病院に いつものように行ったのに
いつも助かってくれたから 今回も入院はしちゃうかもしれないけど 乗り越えてくれると思っていた
私の可愛い鈴ちゃんは 肉球も鼻も 真っ白になってしまった
院長先生に 「最後まできちんと送る仕事がまだ残っているんだよ」って言われ 看護師さんに「この時期なので 綺麗なうちに火葬してください」と言われたので 体が無くなってしまうのは すごく辛いけど 次の日にお空に送りました
生後2日からママが育てた 鈴ちゃんは ずーと病気と闘っていたけど 幸せを感じてくれた時はあったのかな?
いつも辛い思いをさせてしまい ごめんなさい
ずーとずーと ぱぁちゃんは特別な子と思っていたけど 鈴ちゃんも特別な子でした
本当に本当に 鈴ちゃんが愛おしい 大切な私の娘
もっと もっと一緒に居れると思っていたのに・・・・
1歳8か月と慌てていたので書いてしまったけど 本当は1歳10か月でした
7月28日生まれの鈴ちゃん
2歳のお誕生日が迎えられなかった・・・
ぱぁちゃんではなく 鈴ちゃんなのに沢山のお花を ありがとうございました
ママの大切な 小さな鈴ちゃん
ミルクから育てた初めての娘
免疫力がなくてインターフェロンを12回も打つところから始まった 小さな命
ママは鈴ちゃんにとって いいママだったでしょうか?
鈴ちゃんはママに何か言いたいことは無かったでしょうか?
鈴ちゃんの1年10カ月という短い時間に 楽しかったことはありましたか?
ママは鈴ちゃんのことが 愛おしいです 恋しいです 寂しいです
それでも鈴ちゃん ママのところに来てくれて ありがとうね
いつかママがお空に逝くときには 片手に ぱぁちゃん もう片手に鈴ちゃんを抱っこして上るから それまで ぱぁちゃんと仲良くして待っていてね