今、通っている大学で、学歌(いわゆる校歌、大学なので学歌)の募集があった。

作詞部門、作曲部門、それぞれに採用された1作品には、賞金30万円という、なかなかオイシイもの。

まず、先に作詞部門が行われ、1つの歌詞が選ばれた後、作曲部門の募集となった。


作曲部門の応募要領は、伴奏付き楽譜およびそれを録音したもの。

もし、メロディーだけで応募可能にすると、おそらく、かなり多くの応募があるが、メロディーだけでは、イメージがつかめず、あとで伴奏をつける場合にも困る。それに、さらっとメロディーだけ書いて応募・・・というのでは、応募作品の平均的レベルが落ちることが予想される。

逆に録音だけとなれば、ギターなどの弾き語りで、自分勝手な音楽も増えそうであるし、もし、採用されれば、演奏のために楽譜は必要となるので、結局あとで困ることになる。

伴奏付き楽譜と録音をセットにすることで、応募のハードルをあげて、ある程度のクオリティー以上のものが集まることを狙ったのであろう。


さて、校歌というものは、式典などで歌われる実用優先の楽曲である。

歌う人は、学生や職員など一般的な人たちであり、誰にでも歌い易くなっていなければいけない。

作曲者の個性があまり強いものや個性的なものは、受け入れられにくい。

流行に乗ったような音楽もダメ。

基本的に「校歌らしさ」から逸脱してはいけないという大きな束縛がある。


そんなジャンル(?)には、興味は無かったのだが、今、収入のない自分としては30万円にはちょっと目がくらんだ(笑)。

名声には興味はないので、もし採用されて名前が残ることは(自分では)どうでも良いのだが、賞金も含め、今後の活動の足がかりになるかもしれないと考えた。

まぁ、採用されるかどうかはともかく、久しぶりに作曲を再開するという良い機会になるのは確かだ。


そんな邪心を込めて(笑)、作曲を始めた。

歌い易さを意識しながらも、単調にならないように、でも自分の凝り性の部分を含めた転調や半音進行のベースラインを入れてみたり、サビにあたる部分で大学名を連呼させたりと、かなり工夫はしたし、自分としては結構納得いったのだが・・・。


結果は、見事に「落選」(^^;


やっぱり、良いメロディーを作るのが根本的に苦手な私には、一般に評価されるようなものは厳しかったか。


自分が作曲したものが一度完成すると、もう、自分の手を放れたような感覚になるので、落選したことによる精神的なショックは無いのだが、30万円の使い道の計画がパーになったことが残念である(笑)。