12/13(水) 19:00~
富山県教育文化会館にて。
今年になってから、なぜかジャズに興味が湧く。
以前まではジャズを聴いても、良いとも悪いとも特に感じることがなく、『自分には合わないモノ』として認識していた。しかし、自分が音楽を再開すると決まった頃、昔買ってあまり聴いていなかった家にあるジャズ・フュージョン系のCDを聴いてみたら、意外にも良いと感じたのだ。「日本人は年をとると演歌の良さがわかるようになる」という説と関係あるのか無いのか不明だが・・・。
山中千尋を知ったのは、一つ前のアルバム『Outside by the Swing』。秋葉原のCDショップでたまたま見つけたこのCDは、第39回(2005年度)スイングジャーナル誌ジャズ・ディスク大賞の ≪ニュー・スター賞≫というものを取っていて、「そういうものなら(買っても)間違いは無いだろう」という理由で購入したもの。
実はその前に、Saxの小林香織の『Fine』のCDが良くて(このBlogの記事として書くつもりで時期を逸した(^^; )、それから日本の女性ジャズプレイヤーに絞ってジャズ系CDをチェックし始めていた頃だった。
小林香織の『Fine』は、かなりフュージョン寄りだったが(そういう意味では初心者には聴きやすかった)、山中千尋の『Outside by the Swing』は、モダンジャズ。やや難解ではあったが、洗練されてカッコイイという印象はあった。しかし、小林香織ほど好きというほどでもなかった。
ところが、今年の夏休み中に、秋葉原で、その次のアルバム『LACH DOCH MAL』(ラッハ・ドッホ・マール)が、ちょうど発売されていて、初回限定盤の特典であるDVDが店頭で流れており、それを見て「これはイイかも?!」と衝動的に購入(笑)。しかも、後日あった発売記念イベント(ミニコンサート&サイン会)にも参加。そのときに初めて、ジャズセッションの生演奏を聴いた私であった。自分のジャズの演奏イメージは、金管楽器を含んだスウィングジャズの編成だったので(←古いな)、ピアノ、ベース、ドラムというトリオの、シンプルながら緊張感のある編成には、非常に良い感動を覚えた。しかし、この時のライブは、あくまでイベントだったので、3曲程度で終了し、十分な満足感は得られなかった。
「そのうち、ちゃんとしたライブを聴きたいな」と思っていたら、ある日、TVを見てたら宣伝している。なんと富山に来るではないか!(^^;
これは聴かねばなるまい!
・・・と、長い前置きだが(笑)、前回のperfumeにしても、曲について逐一、説明や感想を書くようなレビューではないのでいいだろう。
会場に入って、まず驚いたのは、プログラムがないこと。クラシックなら大抵は配布されるし、少なくとも、今日やる演目はチラシなどで判る。しかし、もらったモノは、主催のアンケート用紙やスポンサーの広告チラシで、演目も何もない。
いや、クラシックと比較するからいけないのか。楽器が全てアコースティックなので、ついクラシックのように考えてしまったが、ポップやロックのライブで、演目が書かれたプログラムなんか、まず無いのだからこれでいいのか。
おもむろに演奏が始まる。
今となってはいちいち曲名はよく覚えていないが、だいたいが最新アルバムかその前のアルバムの曲であったので、自分には聴きやすかった。2曲くらい演奏するたびに、山中千尋が曲名などを説明する。
山中千尋は、見た目は、少し小柄で、若くてちょっとキレイな女性という感じだが、ピアノを弾き始めると、時々イスから腰を上げて弾いたりなど、結構ダイナミック。何曲目だかで、ふと、彼女の足下を見たら、裸足だったのにはびっくりした(^^;。
曲によっては、エフェクターを経由した音も使ったりして、変化を出していた。こういう手法は、自分が今後作っていく音楽の参考にもなる。
特に印象的だったのは、中島みゆきの曲(曲名は忘れた)を演奏したこと。知らない曲だったが(後から山中が説明したので、中島みゆきの曲だったのだと後から知った程度の私)、メロディーのキレイなバラード風の曲であった。ベースとドラムの二人に、一枚程度の楽譜(おそらくコード進行が書かれている程度だろう)をその場で渡して、二人はそれを見ながら、少しずつ演奏を重ねていき、最後のほうでは、ベースは動きまくってるわなんだで、やっぱりこの人たちの即興演奏の能力は凄いなーと感心した。
あと、アンコールで、「take five」(テイク・ファイブの正しい書き方を知らない私)をやったが、私でも知っているこの有名な曲が、えらくモダンなジャズになっていて、面白かった。
2度目のアンコールでは、山中千尋がベースのところへ。ベーシストがピアノの席へ。ジョークかと、最初は会場から笑い声も出たが、本当にそのまま演奏したのは、みんなびっくり。もちろんちょっとメロディーが弾けるという、ご愛敬であったが(笑)。
山中千尋 公式サイト>> chihiro web