僕が呼ぶ。バレンティン。
みなさんさようなら
私が、バレンタイン伯爵です
くれよ
5つほどくれ
なんだよ…
さて、今夜は御存知の名作
『解離性よし々ととゆかいな仲間舘ひろし』
を上映予定でしたが
時期も時期でございますので
『バレンタイン・ホームラン』
を上映します。
涙あり笑いありモハメドアリの5分間
お楽しみ下さい
数十年前-
2/14 放課後-
ドッチボールの最中、彼は一人の女子に呼び出された
「おいおいマジかよ」
「俺にもチョコ分けてねー」
周囲から飛ぶ揶揄の声
「そんなんじゃねぇよ!バカじゃねえの?」
ドン引きの笑顔で言い放った
連れて行かれたのは、人気の無い下駄箱付近
数秒の無言が、数時間にも感じられる
静寂の中、先に口を開いたのは女子だった
「あのさ……今日バレンタインじゃん?」
「……おう……そうね」
「これさ……」
キレイに包装された紙袋
キタキタ来たよこれー
緊張が身体を包む
いわゆるキンチョーの夏というヤツだ
「これ」
「おう…」
「保坂君(イケメン)に渡して欲しいんだけど……」
なるほど
くっ……なんだこの屈辱…
まぁパターン的には読めてたよワトソン君
あまりの精神創痍でウ◯ンコを漏らしそうになりつつも、冷静を装う
「いいよ。ほーちゃん(保坂君)さっき野球してたから渡しとく」
「ありがと」
校庭の隅で、保坂君がバットを振っていた
地域の小学生野球クラブの4番である保坂君、放課後には必ず校庭で自主練している
彼も、そんな保坂君とよく野球をして遊んだものだ
しかし男は保坂君とは対象的に野球が苦手…
とゆうか超ヘタクソだった
ので、同じチームになるといつも保坂君に
「大江君、フリーエージェントしてくれないか?」
と、入団した瞬間に勧められる
そして、フリーエージェント権を行使した結果
大体ブランコあたりに電撃移籍してた
話を本筋に戻そう
「ほっちゃーーーんっ」
中距離で呼んでみるも、一心不乱にバットを振り続ける保坂君
まったく気付いていない
遠く背後で、先程の女子が見守る……
ちゃんと渡すかどうかを見届けたいのだろう
ちっ、愛の挟み撃ちって訳か
なめんなよ?
思わず「鏡の中のマリオネーット♪」と口ずさんだ
保坂君の近距離まで接近する
「ほっちゃん!」
「よっちゃん。どしたの?」
「今日バレンタインじゃん。これ渡せってさ。ハイ」
自分の仕事はこれで終わりとばかりに、1・2mの距離から保坂君に向かって紙袋を放る
ゆっくりと放物線を描いて飛んでゆく紙袋
裏切られた淡い期待と共に翔ぶ紙袋
その光景がスローモーションに映る刹那
彼は信じられない光景を目の当たりにした

超こんなんなってた。
おいおい嘘だろ…
ドカベンじゃあるまいし…
しかし
彼の想通り
保坂君はその豪腕を振るってしまった。
バキバキバキメキメキ
粉砕とはまさにこの事だ
砕けた物体を手に取り
彼はトドメの一撃を言い放った
「何これ?」
無意識に、背後を見た。
女子は泣いていた……
おっ俺か?俺なのか!?
俺だな
とりあえず保坂君に伝えなくては!
「バレンタインだから……◯◯からのプレゼント」
「!!……………」
「とりあえず…なんていうか、持って帰りなよ」
「……うん」
背後を見たら、女子はいなくなっていた
翌日ー
先日の事があり、彼の気は重かった
放り投げた自分の責任
どう謝ればいいのだろうか……彼は悩んだ
その放課後
「ねぇ…ちょっといい?」
先日の女子
唐突の呼びかけに謝るタイミングを逃し、とりあえず付いて行く
先日と同じ、人気の無い下駄箱付近で女子は止まった
「あのね……」
「………おう」
「昨日の保坂君へのチョコでね……」
「……あっ、昨日は本当……」
「私達、付き合う事になったんだ」
「ごめ……!?」
「だからありがとね!」
「えー!?あのクロマティばりのクリーンヒットを経て!?」
なんだこれなんだこれ
後で判明したのだが
どうやら本日登校時に、保坂君は女子に謝罪していた様だ
なんとゆう迅速かつ的確な女子対応
謝罪と告白のコンビネーション
幕之内一歩もクリビツや
彼自身は、兄貴が貰ってきたチョコを半ギレで貪り食ってその年のバレンタインを終えた
貰えないのは例年の事だ
どうとゆう事は無い
しかし男である以上、周りを見渡してどこか少し寂しさを感じてしまう点は否めない
だが、不思議と彼のココロはスッキリとしていた
ここで物語は終わる
ちなみに
男は、その女子がわりかし好きだったとゆう…
そんな設定がありつつも
終わる
~ fin ~
『バレンタイン・ホームラン』
いかがでしたか?
さて来週は
『それでも大江はヤッてない』
『振り返ればかまやつがいる』
『男はつらいらしいよ』
の三本でおおくりいたしまーっす
んっがんん
げげげ
ふー
さい。
私が、バレンタイン伯爵です
くれよ
5つほどくれ
なんだよ…
さて、今夜は御存知の名作
『解離性よし々ととゆかいな仲間舘ひろし』
を上映予定でしたが
時期も時期でございますので
『バレンタイン・ホームラン』
を上映します。
涙あり笑いありモハメドアリの5分間
お楽しみ下さい
数十年前-
2/14 放課後-
ドッチボールの最中、彼は一人の女子に呼び出された
「おいおいマジかよ」
「俺にもチョコ分けてねー」
周囲から飛ぶ揶揄の声
「そんなんじゃねぇよ!バカじゃねえの?」
ドン引きの笑顔で言い放った
連れて行かれたのは、人気の無い下駄箱付近
数秒の無言が、数時間にも感じられる
静寂の中、先に口を開いたのは女子だった
「あのさ……今日バレンタインじゃん?」
「……おう……そうね」
「これさ……」
キレイに包装された紙袋
キタキタ来たよこれー
緊張が身体を包む
いわゆるキンチョーの夏というヤツだ
「これ」
「おう…」
「保坂君(イケメン)に渡して欲しいんだけど……」
なるほど
くっ……なんだこの屈辱…
まぁパターン的には読めてたよワトソン君
あまりの精神創痍でウ◯ンコを漏らしそうになりつつも、冷静を装う
「いいよ。ほーちゃん(保坂君)さっき野球してたから渡しとく」
「ありがと」
校庭の隅で、保坂君がバットを振っていた
地域の小学生野球クラブの4番である保坂君、放課後には必ず校庭で自主練している
彼も、そんな保坂君とよく野球をして遊んだものだ
しかし男は保坂君とは対象的に野球が苦手…
とゆうか超ヘタクソだった
ので、同じチームになるといつも保坂君に
「大江君、フリーエージェントしてくれないか?」
と、入団した瞬間に勧められる
そして、フリーエージェント権を行使した結果
大体ブランコあたりに電撃移籍してた
話を本筋に戻そう
「ほっちゃーーーんっ」
中距離で呼んでみるも、一心不乱にバットを振り続ける保坂君
まったく気付いていない
遠く背後で、先程の女子が見守る……
ちゃんと渡すかどうかを見届けたいのだろう
ちっ、愛の挟み撃ちって訳か
なめんなよ?
思わず「鏡の中のマリオネーット♪」と口ずさんだ
保坂君の近距離まで接近する
「ほっちゃん!」
「よっちゃん。どしたの?」
「今日バレンタインじゃん。これ渡せってさ。ハイ」
自分の仕事はこれで終わりとばかりに、1・2mの距離から保坂君に向かって紙袋を放る
ゆっくりと放物線を描いて飛んでゆく紙袋
裏切られた淡い期待と共に翔ぶ紙袋
その光景がスローモーションに映る刹那
彼は信じられない光景を目の当たりにした

超こんなんなってた。
おいおい嘘だろ…
ドカベンじゃあるまいし…
しかし
彼の想通り
保坂君はその豪腕を振るってしまった。
バキバキバキメキメキ
粉砕とはまさにこの事だ
砕けた物体を手に取り
彼はトドメの一撃を言い放った
「何これ?」
無意識に、背後を見た。
女子は泣いていた……
おっ俺か?俺なのか!?
俺だな
とりあえず保坂君に伝えなくては!
「バレンタインだから……◯◯からのプレゼント」
「!!……………」
「とりあえず…なんていうか、持って帰りなよ」
「……うん」
背後を見たら、女子はいなくなっていた
翌日ー
先日の事があり、彼の気は重かった
放り投げた自分の責任
どう謝ればいいのだろうか……彼は悩んだ
その放課後
「ねぇ…ちょっといい?」
先日の女子
唐突の呼びかけに謝るタイミングを逃し、とりあえず付いて行く
先日と同じ、人気の無い下駄箱付近で女子は止まった
「あのね……」
「………おう」
「昨日の保坂君へのチョコでね……」
「……あっ、昨日は本当……」
「私達、付き合う事になったんだ」
「ごめ……!?」
「だからありがとね!」
「えー!?あのクロマティばりのクリーンヒットを経て!?」
なんだこれなんだこれ
後で判明したのだが
どうやら本日登校時に、保坂君は女子に謝罪していた様だ
なんとゆう迅速かつ的確な女子対応
謝罪と告白のコンビネーション
幕之内一歩もクリビツや
彼自身は、兄貴が貰ってきたチョコを半ギレで貪り食ってその年のバレンタインを終えた
貰えないのは例年の事だ
どうとゆう事は無い
しかし男である以上、周りを見渡してどこか少し寂しさを感じてしまう点は否めない
だが、不思議と彼のココロはスッキリとしていた
ここで物語は終わる
ちなみに
男は、その女子がわりかし好きだったとゆう…
そんな設定がありつつも
終わる
~ fin ~
『バレンタイン・ホームラン』
いかがでしたか?
さて来週は
『それでも大江はヤッてない』
『振り返ればかまやつがいる』
『男はつらいらしいよ』
の三本でおおくりいたしまーっす
んっがんん
げげげ
ふー
さい。