『なんちゃって家族』★★★★☆



暫定洋画ベスト。
邦題に惑わされないで!
最っっっ高に面白かったから! !
みんなもゲラッゲラ笑ってた。
最初から最後までひたすら下ネタなんだけどこの幸福感!
エンドロールの素敵すぎるおまけ!
映画の中だけじゃなく現場でも本当の家族のように笑いが絶えなかったんだろうな。
予告も何も見ずにふらっと鑑賞して大正解。
イチオシです!!


『KILLERS キラーズ』★★



心地よくない疲労感が残った。
「早く終わんないかな」そう何度も思ってしまうような疲労感です。
合作なんてしなくても日本パートの北村一輝だけで良かったんじゃないか…
予告で「冷たい熱帯魚」を比較として出したましたが残酷描写もそんなに激しくないです。
OPの最初の殺人が一番ドキドキしたけどそれ以降そこまで盛り上がりもなく。

2人が国境を越え対峙するクライマックス。
なんだろういきなりこの中途半端な吹っ切れ具合…
『太陽を盗んだ男』のようにしたかったの?



『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』★★★☆



お、俺、クロエちゃんになら殺されてもいい!!!
と本当に思えちゃうほど笑顔が天使すぎる!
もうちょっと雑魚相手に無双っぷりを堪能したかった気もするけど、アクションはスケールアップしてて今回は悪役が魅力的でいっぱい笑った!
マザー・ロシアが強烈です。
前作もそうでしたが重要人物も何人か死ぬんですがあれ?ってくらいテンポよく進みます。
「正義とは何か。その覚悟と代償とは」
というもっと魅せるところがあるからなのか、テイストは前作から変わってないので安心して観ていいとおもいます。


『中学生円山』★★★☆



いじらしいアホらしさ。
こんなに妄想を豪華にディテールまでこだわって映像化される円山君なんなの!羨ましいぞ!
「妄想が現実を超えると真実になる」もいかにも中2っぽくていいフレーズ。
思わず妄想を広げたくなる要素を持つ人物達が、案の定円山君の脳内で存分にはっちゃけまくる。
草彅剛扮する子連れ狼(武器が最高!)の活劇と、団地妻と出稼ぎ電気屋の韓流メロドラマが一つの画に混在してるのが面白かった。
こちらも妄想を駆り立てられるようなくだらなさと力強さ。
ナレーションも秀逸でいっぱい笑えた!
とにかく中2万歳なクドカン監督作では一番好きな映画です。


『貞子3D2』★



貞子も出なけりゃ呪い動画でもない

DVDでもスマ4Dが出来るということでレンタル。
これがあまりに陳腐で薄ら寒くて笑っちゃう。
でもこれを一人で劇場に観に行って隣カップルだったらと考えるとホラーなんかよりゾッとしちゃう。
だって「スマホに向かって大声で助けを叫べ!」とか出てくんだよ?家でも出来ねーよ!
かと言って2Dだと全く怖くもない五月蝿いだけのビビらせ演出が脈絡なく続くだけだし致命的。

あと前作もそうだったけど主人公の家とにかく暗いの。薄暗い通り越して暗闇で夕飯食ってんの。
暗ければ雰囲気出ると思ってんじゃねえぞ!

もう話の本筋は貞子も呪いの動画も出てこないし記憶に残らないほど薄っぺらい。
他のホラーで見たことのあるようなロケーションばかり。
人物の死に方もパンチなくてスマホがうるさくて全然意識いかないし。
せっかくの瀧本美織と石原さとみも雰囲気だけの陰りで魅力台無し!
DVDでほんと良かった!僕怒ってます!!


『桜、ふたたびの加奈子』★★★☆



映像で小説を読んだような

原田眞人監督のような間と視点の切り替えもあれば、手持ちの揺らぎまで全て明確な意図と計算のもと使い分けてる。
台詞から音楽まで。
何度も何度も出てくる円形。川。循環を暗喩した情景の反復が最後には綺麗に解けるところ、これは原作にもあるのかな。
桜を最後まで綺麗に見せないところとか。
あと加奈子の想いをストレートな台詞にするラストや、稲垣吾郎じゃなきゃ違和感出そうな言い回しも見事な演出で品良くみせる。
監督の頭の中でほぼ完成しているものをそのまま形にしたみたい。
無駄がない。巧いなぁ。


『ハロー!純一』★★★☆



親子で観てほしい。
子供たちの活き活きとした等身大の姿にこちらも顔がほころぶ。
天才子役なんかじゃなくていいからみんなこのまま擦れずに成長していってほしいな。
「茶の味」石井克人監督が子供たちに温かいメッセージをたくさん詰め込んでいる愛すべき青春映画。
あの石井監督だからシュールな世界を期待して観に行ったのだけど、親子連れでも安心して笑える純粋なものがメイン。
そんな無邪気な笑い声が響くスクリーンが目に浮かびます。
我修院の普通のイイお爺ちゃんっぷりに物足りなさを感じながらもこれはこれで。とにかく子供たちの笑顔が微笑ましいから。
アーケード街で女子小学生をガムテープで長時間束縛し「ばーか!」と吐き捨てて去るだけの不良高校生など、あくまで小学生の中でのリアルさに徹底しているのが笑っちゃうけど好感。
満島ひかりの自然体の芝居が石井ワールドに見事に溶け込んでいた。
相変わらず津田寛治もいい。



『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』★★★



三池崇史の勢い未だ止まらず。
アクションシーンはもう老練の域。
しっちゃかめっちゃかな展開と弾けっぷりは相変わらずで、エロくて馬鹿馬鹿しいけど笑ってしまうギャグのオンパレード。
しかし一番凄いのは、このバイオレンスやアクション、コメディ、似通ったジャンルをおそらく日本で一番ハイペースに手掛けても、記憶が被ったり埋もれる映画が一つもないこと。
商業的な意味じゃなく、どの映画も名前を見れば1つや2つ必ずインパクトのあるアクションやギャグシーンがパッと浮かぶ。
その良し悪しは置いておいて、未だにそれだけ観客に印象を焼き付ける技を繰り出す三池監督の引き出し。底無しなのかっていう。
数回に一回はとんでもない映画もあるが、それでもこの勢いと手腕はやはり日本映画界を代表、牽引する怪物みたいな監督なのだなぁと。