お久しぶりです。

すっかり映画ベストのみの更新になってしましましたが、本日11月12日という日が自分にとってとても大切な日なので振り返ります。
ちょっと痛くなると思います。アンジェラ・アキかけながら書きます。


ちょうど10年前の今日

2005年11月12日(土)
中学3年生、文化祭。



そう、パトラッシュ

早いものでもう10年。
3年前ちょうど小学校卒業10周年と銘打って同窓会を開いてたのだから当たり前なのだけど、中学校となるとまた込み上げてくるものが。

あの年PC部にとって初めてのステージ発表。そしてビデオドラマ制作。

すっかり語りつくしてしまってるけど、当時はクイズVTRとか候補に挙がっててこんなしょうもない案は発案者の俺とダンボール役のH君しか主張してなかった気がする。

決まってからも脚本やタイトルで二転三転した。パトラッシュじゃなくてファントムとか美空ひばりとか。
そして脚本のあまりの遅さにまた一度クイズに変わった。逆境ってやつだ。
でもそこでまたなんやかんや頑張って、結局脚本も台本もろくに用意しないまま強行撮影に踏み切った夏休み。

野鳥の森で蚊に血を吸われながらもカットがかかるまで身動きとれなかったあのシーン。
S村くんが能を代々やっている家系だと知り、ノリで道具一式持ってきてもらったあのシーン。
総帥が無線使って指示やらなんやら出して更になんかびりびり出してたあのシーン。
全カット。

あれ、これがあったからポシャってクイズに変わったんだっけ?
まあいいや。

本編に使われたシーケンスはほとんど2学期になってから。
文化祭1週間前の文化の日に屋上での最終決戦シーン。
屋上へのはしごが女子トイレの通気口かなんかの中で、上るときどきどきした。

上っていざ撮影はじまったらなんか監督権限ふんだくられた。


部内でも断トツで厨二っぷりを発揮していた彼が、ただひたすら自分をカッコ良く見せるための登場、武器、フォーメーションの演出をガンガン押し進め、結果的に一番の傷を残すことになった。
彼は今直視することが出来るのだろうか。

無事クランクアップを迎えることもでき、ポスプロ。
あんまりここは覚えてない。誰が編集してたのかも記憶が定かじゃない。
俺がまず自分の戦闘シーンだけ編集した。


なのでこの戦闘シーンだけ他と比べやけに長くガチだ。


それに比べて彼のシーンは雑だ。そして何故か彼だけオールアフレコだ。
多重音声みたいだ。

当時の中学生にしては凝った視覚効果を使った編集や、彼のアフレコに時間を費やし、作業は文化祭前夜にまで及んだ。

そして最後のカットが繋がり、みんな安堵したところで顧問からおでんの差し入れ。
普段飲食厳禁のPC室でみんな輪になって胡坐をかき、翌日への期待と不安で話ははずんだ。
それでも動画の書き出しにはまだまだ時間がかかる。くつろいだ俺たちは夜誰もいなかった三階建ての校舎をフルに使い、ケイドロをした。
あのケイドロが今でも人生で一番楽しかったケイドロだ。
三年間の中で一番青春らしいひと時だった。


そして文化祭当日。
文化部のステージ発表は二日目だった。

この日のことはなんかもう、漠然と最高としか覚えてない。

大ウケだった。
狙った覚えもないところも。

つい最近業者が撮影・制作してくれたDVDも数年ぶりに鑑賞したんだけど、その会場が沸く声は決して思い入れ補正ではなかった。
ただ俺の前髪がめちゃくちゃおかしかった。


とくにこういうシーンに「おお~」と沸く声。10年前の中学生はまだ目が肥えてなくて本当によかった。


このデザインというかダンボール被ってるだけなのだけど漂う厨二ボス感は、今でも好きだ。
ただ冬服に変身した途端ホックしてるから行儀よく見える。

父兄の皆様からも大絶賛だったらしく、パトラッシュはその後在校生たちによってⅤまで制作された。


そして、あの日一生で一度の歓声と脚光を浴びた僕は、味をしめ、映像というものにハマり、10年経った今その業界にいる。


最後に、そんな今25の自分が10年前、15の君

に伝えられることがあるとしたら…

文化祭ほどじゃないけど、大小あれど作品を人に見て評価してもらう機会は何度かある。
それは本当に楽しいし嬉しいし最高で、病みつきになる。
最近だともう作品というより内輪の近しい友達たちの映像ばかりだが、その分大きい反応が返ってくる。喜んでもらえる。自分にとってもどんどん映像に残しておいた方がいい。
どんどん撮れ。
どんどん人を巻き込んで、どんどん撮って、どんどん見せろ。

そして、撮ったそれを見せる友達。
それが10年前のPC部だ。
部長、総帥、タカショウ、たまにもっつぁんや彼だ。


そして会うたび会うたび昨日のことのようにあの時の話をするんだ。
何度も何度も。話すことなんてもう何もないのに。
それくらい15の君たちは人生の青春時代まっただ中を謳歌しているんだ。
さえない男だらけのPC部だなんて関係ない。吹奏楽部に玉砕し続けたって構わない。
それもすべてひっくるめて青春。
今が黒歴史になるんじゃないかとビクついてて青春なんて送れるか。恥んな!
最高の晴れ舞台が待ってんだ!


ちくしょう、戻りたいぞ!!!


こういうテーマでパトラッシュファイナルが撮りたいんです。


今日見た映画でアル・パチーノが「人生は未来を見るか、過去を振り返るかのどっちかだ」だと言っていましたが僕は思いっきり後者です。
なんなら今現在もいつか振り返って笑えるようにみっともなく過ごしてます。
いつか、いつか。

回顧は本当に大好きなのでまた近いうちにこういった記事を投稿します。
なんてったって年明けはね。今度はこっちのね。


ブログ開設10周年


ほんと、こっちに関しては遂にかー!って感じで
感慨深さが他と一線を画してるというか、より深い仲の人たちがたくさんいるし。
夫婦できてるし。


ほんと、10年来の腐れ縁がこんなにもいるって恵まれてんぞお前。

辛いこともいっぱい待ってるけど
ほんと、もうちょっと卒業とか辛抱してほしいこともあるんだけど
まあ、他に楽しいこといっぱいあるから。友達いっぱいいるから。
お金のことだけ気をつけて。あと人前に出る時くらい前髪気にして。減ってくから。25でももうキテるから。お腹もやばいから。

ろくな10年後じゃなくてごめんなさい。