最近、『百年の孤独』の新たな翻訳が出たガルシア・マルケスに『予告された殺人の記録』という短編小説がある。
すなかわあやねさんは、日本共産党から除籍通告をされたあとに協議が予定されている。
このツイートを見ていると、ガルシア・マルケスふうに『予告された除籍の記録』が書けそうだ。
10月1日付ですなかわあやねさんにこういう通知が日本共産党の福岡県常任委員会から届いた。
その前までのやりとりはこちらで。
党県常任委貝会は9月27日、党規約第十一条「党組織は、第四条に定める党員の資格を明白に失った党員、あるいはいちじるしく反社会的な行為によって、党の信頼をそこなった党員は、慎重に調査、審査のうえ、除籍することができる」にもとづき、あなたを除籍とすることを決定しました。
つきましては、10月4日(金)17時半より、県委員会新館2階にて、除籍にあたっての協議の場を設けますので、出席を求めます。
あらかじめ除籍が予告されている。
では、「協議」ってなんの協議なんだろうか?
離婚協議というのは離婚を前提として、その条件を協議するが、それなんだろうか?
除籍の条件を協議する。
どんな条件なんだろうか?
場合によっては除籍は取り消しされる。
それは、ごめん、すみません、わたしがすべて悪うございました、これから心を入れ替えますということが条件か?
それとも共産党・民青側が、今回だけ大目に見ますとか譲歩することがあるのだろうか?
すなかわさんが協議のテーマと同席者を認めてほしいという要望を出したら返ってきた翌日午前10時43分のの福岡県委員会からのメールがこれ。
そして、もう一度お願いしたら、また返信があった。
すなかわさんは、何度も要望したようだ。
10月2日12時53分にすなかわさんが送ったメールがこれ。
共産党からセカンドハラスメントを受けていると訴えている。
それに対して、午後3時43分に共産党福岡県委員会から返ってきたメールがこれ。
あくまで同席者は認められないと言っている。
しかし、その後、すなかわさんの要望で協議の時間変更が10月4日午後8時30~9時になった。
場所は県委員会だと共産党は譲らなかった。
同席者を認めないと協議に応じなければ、「拒否したものとみなします」と書かれている。
これまでの除籍通告はこういうふうに行われているようだ。
東郷ゆう子さんのケースも弁護士の同席を認めないなら協議に応じないと返したら、除籍通知が届いた。
しかし、すなかわさんが要望していた民青中央委員との一対一の協議になった。
質問は一問だけらしい。
さて、今日の午後8時半に協議が始まる。
協議は終わったらしい。
10月4日午後10時27分のツイート。
民青中央委員 「除籍通知文に対して意見はありますか?」
すなかわあやね「すでに除籍は決まってるんですよね?」
民青中央委員 「決まってます」
これは協議ではなく、世間では「告知」または「言い渡し」と呼ばれているものです。
自由が実現できる共産主義社会では、特別の辞書が要るようです。