産経・FNNが2024年4月に行った調査では、「誰が首相に一番相応しいか」という質問で、

 

1位:石破茂

2位:小泉進次郎

3位:上川陽子

4位:河野太郎

 

という順位でした。

 

産経新聞社とFNNが4月20・21日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が一番ふさわしいかを尋ねたところ、首位は自民党の石破茂元幹事長(17.7%)だった。これに小泉進次郎元環境相(14.1%)、上川陽子外相(7.9%)、河野太郎デジタル相(7.7%)が続いている。先の自民党総裁選で河野氏陣営の中心となった「小石河連合」に上川氏が加わる4者が上位グループを形成する構図が定着している。

 

 

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2024/fis/kiuchi/0430

 

これはあくまで国民にアトランダムに聞いた結果でした。

 

いわば民意では、首相になってほしいのは石橋氏だったのです。

 

しかし、他の調査の自民党支持者だけで絞った結果では、

 

1位:上川陽子

2位:石破茂

3位・4位同着:河野太郎、高市早苗

6位:小泉進次郎

7位:岸田文雄

 

でした。

 

 
自民党支持者は上川氏を推している。
 
けれど、実際に自民党の総裁(今だと首相も同じ人物になる)はこうやって決まります。
 
 
 
立憲民主党で新たな代表にならないなら、茂木氏が有利だろうと元朝日新聞政治部次長の鮫島氏が述べています。
自民党内に緊張感もできないからでしょう。
 

立憲民主党が新たな代表が選出して支持率を上げれば、自民党は政権交代の危機感を募らせ、国民人気の高い石破茂元幹事長が有利になる。逆に立憲代表選が盛り上がらず、支持率が上がらなければ、自民党内で政権交代の危機感が薄れ、国民人気最下位の茂木敏充幹事長が党内力学で有利となろう。

先に行われる立憲代表選が、自民党総裁選の勝敗を左右し、今後の政局を動かす鍵を握っているのだ。

 

 

そのせいか茂木氏は次期首相候補について最近活発に発言をしています。

 

9月までに行われる自民党の総裁選挙について、茂木幹事長は、多くの議員が立候補して活発な政策論争を行うべきだとした上で、みずからの対応は「総理大臣になってやりたい仕事があるのは間違いなく、夏の間によく考えたい」と述べました。

 

 

次期首相について、国民の民意では石破茂氏、自民党支持者の民意では上川陽子氏というなってほしい候補がいます。

しかし、自民党議員の政治力学では茂木敏充氏になるだろうということでしょう。