社長は、私とタメでした。

しかも、私が「鵜飼のコンパニオン」していた時代、柳ヶ瀬でスナックのママしてました。

「同じ匂いがしたんかしら?」

社長はそんなこといってらっしゃいましたが、お互いに苦労してきたんかと、、、

社長は、手探りで、必死にここまでやってきたといいました。

最初、葬儀会館にお邪魔してビックリ!

全くの「お家」なんです。

おじいちゃんのお葬儀に、都会から田舎に帰ってきたって感じがしました。

古民家ではないですが、高い垣根で囲まれた敷地の中に、10l部屋くらいある、

豪邸。真ん中の座敷は20畳位あって、そこが葬儀場。あと、別棟に本当に小さい葬儀ができる

所があって、多い時は4回転するとか。。。

本当に田舎なんです。横を見れば高くない山があり、庭園は盛り土がしてあり

てっぺんには水車があり、そこから水が落ちてくる感じで、親族の控え室から

庭を見ると、とても気持ちが和む感じです。

うーん、上手く伝えられないな、、

そう、とにかく、料亭の庭を想像して貰えばいいかな。。

「この庭、手入れが大変で、お金かかるのよー」

と社長がいってました。

1階にも、親族が泊まれる部屋と、お風呂。

2階にも泊まれる部屋とお風呂がありました。

社長は、「今はね、家族葬ばかりでね、しかもお金がない人がほとんど。だから、納棺は

自分たちでやるし、お化粧、着替えも私がやります。だから、中々、呼べるようなことは

ないのだけど、、、」

「はい、わかってます。私の使ってもらっているところでも、ランクの下の葬儀は納棺が付いてい

ないから、なかなか仕事がないんです。

でも、社長、私は出血とか、体液が口から鼻から出てきちゃった場合、吸引機で吸引することも

できるので、そんな場合、呼んでもらったらいいと思います。

あと、顔が腐敗して色が変わっちゃった場合でも、どうらんで、ある程度は隠せます。

「一回、呼んで、教えてもらわなきゃあいかんね」

「はい、教えますから、呼んでください」

と、腹を割って2時間程、社長の考えを聞いたり、私の話を聞いていただいたり、

気がつくと、すっかり時間がたっていました。

今まで、営業に行って、パンフレット渡して、この値段でこれこれしまして、、、

と説明して、それではしつれいします」とかいって急いで帰ってきますが

2時間も社長もよく付き合ってくださったもんです。

早速、紹介してくれた谷村さんにメール入れて「行って来ましたよ」と報告しました。

そうそう、社長は、私のブログ、読んでくれたとおっしゃってました。

私は、面接に行く会社のこと、何も調べていかなかったのに、社長は、どん考え方の人間が

営業に来るのか、事前に把握していらっしゃるんです。

地域に根ざした葬儀屋さん、を目指して色々なイベントを手作りで行っていらっしゃるそうです。

今度のイベントは7月30日。キャンドル作りだそうです。

「よかったら来てください」とチラシ頂いてきました。

30日行ってみたいです。