奈良 郡山の矢田寺に行った時の住職さんのお話です。


「 矢田地蔵縁起 」 の 物語は  死後の世界を つかさどる  閻魔 ( えんま ) 王の

悩みから始まる。

 世の中に 苦しみが  まん延していて  それがかえって

自身の身の 災いとなって いたため   閻魔王は 受戒を 決意した

平安時代初期の  朝廷の 高官 小野篁 ( おのの たかむら ) に 相談すると

篁は 「 受戒するには 当代切っての僧侶 満慶上人がよい 」 と答えた

満慶は 大和国 ( 奈良県・大和高田市 ) の 矢田寺の高僧  

閻魔王は  使者を遣わし  満慶を迎えて  悩みを打ち明けると  

満慶は戒を授け  閻魔王の心をいやした 

喜んだ  閻魔王が  お礼をしたいと  申し出ると  満慶は 

地獄を見たいと 言った

閻魔王が  地獄の鉄扉を 開けて案内した

燃え立つ炎の中に  湯が煮立った釜があった  そこには  

生前の悪業によって 人が次々が  落ちてきた うめき声が響く  

まさに 地獄絵巻だった 


ふと 見上げると  一人の僧が 奔走していた  地蔵菩薩だった

満慶が 話しかけると  地蔵菩薩は こう答えた

「 現世に戻ったら、私に似せた  像を作りなさい。 

そして 像を拝み、 私と縁を 結びなさい。

一毛の縁も なければ、 地獄の衆生を  救うことができないのだ 」 

縁起に  描かれたのは  地蔵菩薩の 「 救済仏 」 としての 姿だった


そのまんま、コピーしましたが、
ここからは私の説明ね。

住職さん「まーいわゆる、閻魔さん、いまでいう うつ病やったんですわな、

そやさかい、どないかしなあかん、てーおもわりはりまして、

ここの住職さんが、閻魔さんの心、いやしなはったんですわな、

そんで、閻魔さん、住職さんに、何かお礼を

したいちゅーことで、そんなら地獄ちゅーもんを、この目えでみたいちゅーこといいなはりましたら、

よっしゃーてなもんで、地獄をみせてもらいなはってん。

まさに地獄 のものすごい光景のなかに

お地蔵さんがいはりましたよって、

住職さん、寺に帰って、このお地蔵さはんとおんなじ顔の仏さんを掘りたいと、最初に掘ってもらったんは、どうも違うよってに

次に掘ってもらったんは、そっくりにほってくれましてな、その3人の掘りはらった人らは、掘ったあと、春日の山に飛んでったとか。。。その3つの石が階段を降りたところにあります。

だったかな。。。。


その話を聞いたあと、住職がおすわりになってお経をとなえるその裏にある、最初に彫った地蔵菩薩と、地獄で見た、地蔵菩薩が安置してありました。

普通にいったら、到底見れないもの、沢山見てきましたが、 何しろ勉強不足で、ありがたみが半分くらいなのがもったいないことです。