もう、だいぶ日にちが過ぎたお話です。

生まれつき800gほどで生まれてきた女の子の納棺行って来ました。

10年生きた、その身体は5歳くらいにみえる。

ホッペが少しやつれている。

社長が遺影の写真を手に持って「こういう顔にしてやって」

そうは言いますが、、、、魔法使いじゃあないんだから、魔法かけて

「写真の顔になーれ」と言ってなれたらいいけど、、、、


うす~くさいた綿を、唇をちょいと摘まんで隙間からそーっとー平らに綿を含ませる、

いかに、大人の個人様には大胆にふくみわたをしているか、考えてしまいました。

片方のホッペをおえて、ふと見ると、唇を摘まんだ時の人差し指の爪の後がほっぺについてしまいました。

ドキッとしましたが、その爪の跡が消えないものか、撫でてみましたが、なななな消えません。

お母さんに「ちょっとご覧なってください。私の爪の跡がほっぺについてしまいました。

申し訳ありません。なんとか、マッサージとファンデーションで目立たなくします。」

そう言うと、「あー大丈夫ですよ」

そう、お母さんは、ほっぺについてしまった跡をみながら言ってもらえました。

爪が伸びていたわけでも、強くほっぺに押し当てたわけでもなく


つきたてのお餅のような状態の肌。なんだと思います。

反対側は、爪の当たる所のコットンを置いて直に当たらないように

しました。

服を着替えて、何時ものお出かけの時の格好に着替えをしました。

その時も、まるで硝子細工を扱うように、そーっとそーっとー執り行いました。

棺を取りに行くため、外にでたとき、社長に

「すみません、爪の跡がついちゃって、、」

「もう肌が腐って来ているのか?」

「そうじゃないんです、柔らかいお餅みたいな感じで、、、」

「神経使いましたー」


なんとか、爪の後も消えて、やれやれ、でした。

開運セラピーの先生にメールで、可愛い女の子の納棺しました。

とかきましたら

「女の子、喜んでいるのが見えました」

とメールが帰ってきました。

よかった、、、喜んでくれたんだ、、、、