その男性との出会いは6年ほど前になると思います。
競売物件を取り扱う不動産会社を立ち上げ、私の友達のエリちゃんの
「お客さん」でした。
風俗で知り合ったとしても「お客さん」から恋愛に変わって行く場合もあると思いますが
エリちゃんとその男性がどう思っておつきあいしているかは、私には関係ない話なので
すが、6年前に、私がアパートを引き払う時に、法外な修繕費を請求されて困った時に
助けてもらったことがありました。
そして4年前には、競売物件に格安で、住まないか?と話をもらいました。
そこは、いわくつきの部屋で、もう4、5年は売ることができないそうで、
綺麗にリホームもしてもらい、「愛花オリジナル祭壇」を飾っていたり、神様を御祭りしたり
「ぬかずけ」をしてみたり、着物を虫干ししたり、、、色々なことに使える、素敵なお部屋です。
そして、私はそれまで「どん底」にいましたが、その部屋を借りてから、「自分はこれから
こういう風に生きていきたい、皆に尊敬される生き方をしたい」と前向きに頑張れる自分になっていました」
競売の社長(Kさん)は4年前に肺の周りにできる癌ができ、治療をして仕事に復帰しましたが、
ここに来て、今度は背骨に転移したのだそうです。
痛みが半端じゃあなく、仕事が出来なくなり、入院したそうです。
友達のえりちゃんから、全然連絡がないから電話してみてくれないかとメールあり、
kさんに電話をすると、痛みが酷くて入院して麻薬をのんで痛みを押さえていると
言いました。
エリちゃんと一緒にお見舞いに行き、kさんが、エリちゃんに
「もう今度は会えないかもしれないな」と言いました。
癌が骨を蝕んでいるのだそうです。
ということは内臓にも転移しているのかも、、、
そして4日後、私はもう一度、kさんのお見舞いに一人で行きました。
そして、今までお世話になっていたことを忘れていたこと。
何か私ができることはないか、と考え、此処を退院して自宅で療養するなら、
訪問介護を利用する手があるかもしれないから、癌治療の相談に相談したらどうか、
とか、麻薬で意識が無くなる前に、やっておきたかったことが何かあれば、私で出来ることなら
お手伝いする、例えばエリちゃんと、3人でお伊勢参りに行くとか、、、
と話してみました。
「ありがとう、でも今の自分は、退院してどうする、ってことも考えられないし、
どこか旅行といっても行きたいと思わない、、
しいて言えば、好きなこと何にも考えずにぼーっとして一緒にくっついていたいかな、、、
だけど、今の自分を好きな子に見せたくなかった気持ちもある。
所詮、彼女と僕は風俗嬢とお客、どこまで行ったってそれしかないんだ、、
僕は、彼女とホテルに行ってセックスをしてお金を払う、
それは、彼女に何もしてあげれない、責任を取ってあげれない、だからお金で
カタをつけてきたんだ、
そうkさんは言いました。
でも、それはそうやって自分に言い聞かせ、もう会うことはない、と自分に言い聞かせているんじゃないかと思いました。
エリちゃんに、昨日、お見舞いにいったことをメールで送ると
「私とkはお客さんというだけの関係だから、そっとしてく」
そうかえってきました。
じゃあ、どうして自分のお爺ちゃんの通夜に彼を呼んだの?
kさんは、どうして、えりちゃんの家族のいる通夜に行き、通夜ぶるまいも
皆と一緒に食べて行ったの?
それが、ただの風俗嬢にすること?
エリちゃんは、ただのお客さんに葬儀場を教えるの?
違うんじゃない?
恋愛関係ではないにしても、二人は「居心地のよい存在」だったんじゃない?
一緒にいて肩が凝らない存在だったのなら、
エリちゃんは彼に「色々あったけど、お客さんの一人、ではないからね、
お父さんのような存在で頼っていた」
みたいな言葉を掛けてあげたら彼は、とても気持ちが良い最期が過ごせるかも、、、
とはいってもね、まあ男女のことはわからないから、、、
私は一人でお見舞いに行った時、ちゃんと
「感謝しています、私は日本一の納棺師になりたいと思って頑張っていられるのも
あのマンションに来てから、私が浄化されたからだと思う。
そのきっかけを作ってくれたのだから、ちゃんと感謝の言葉を伝えないといけないと思って
来ました。ありがとう、そう伝えて来ました。
「僕はたいしたことしてないんだけどね、、」
そうkさんはいいました。
競売物件を取り扱う不動産会社を立ち上げ、私の友達のエリちゃんの
「お客さん」でした。
風俗で知り合ったとしても「お客さん」から恋愛に変わって行く場合もあると思いますが
エリちゃんとその男性がどう思っておつきあいしているかは、私には関係ない話なので
すが、6年前に、私がアパートを引き払う時に、法外な修繕費を請求されて困った時に
助けてもらったことがありました。
そして4年前には、競売物件に格安で、住まないか?と話をもらいました。
そこは、いわくつきの部屋で、もう4、5年は売ることができないそうで、
綺麗にリホームもしてもらい、「愛花オリジナル祭壇」を飾っていたり、神様を御祭りしたり
「ぬかずけ」をしてみたり、着物を虫干ししたり、、、色々なことに使える、素敵なお部屋です。
そして、私はそれまで「どん底」にいましたが、その部屋を借りてから、「自分はこれから
こういう風に生きていきたい、皆に尊敬される生き方をしたい」と前向きに頑張れる自分になっていました」
競売の社長(Kさん)は4年前に肺の周りにできる癌ができ、治療をして仕事に復帰しましたが、
ここに来て、今度は背骨に転移したのだそうです。
痛みが半端じゃあなく、仕事が出来なくなり、入院したそうです。
友達のえりちゃんから、全然連絡がないから電話してみてくれないかとメールあり、
kさんに電話をすると、痛みが酷くて入院して麻薬をのんで痛みを押さえていると
言いました。
エリちゃんと一緒にお見舞いに行き、kさんが、エリちゃんに
「もう今度は会えないかもしれないな」と言いました。
癌が骨を蝕んでいるのだそうです。
ということは内臓にも転移しているのかも、、、
そして4日後、私はもう一度、kさんのお見舞いに一人で行きました。
そして、今までお世話になっていたことを忘れていたこと。
何か私ができることはないか、と考え、此処を退院して自宅で療養するなら、
訪問介護を利用する手があるかもしれないから、癌治療の相談に相談したらどうか、
とか、麻薬で意識が無くなる前に、やっておきたかったことが何かあれば、私で出来ることなら
お手伝いする、例えばエリちゃんと、3人でお伊勢参りに行くとか、、、
と話してみました。
「ありがとう、でも今の自分は、退院してどうする、ってことも考えられないし、
どこか旅行といっても行きたいと思わない、、
しいて言えば、好きなこと何にも考えずにぼーっとして一緒にくっついていたいかな、、、
だけど、今の自分を好きな子に見せたくなかった気持ちもある。
所詮、彼女と僕は風俗嬢とお客、どこまで行ったってそれしかないんだ、、
僕は、彼女とホテルに行ってセックスをしてお金を払う、
それは、彼女に何もしてあげれない、責任を取ってあげれない、だからお金で
カタをつけてきたんだ、
そうkさんは言いました。
でも、それはそうやって自分に言い聞かせ、もう会うことはない、と自分に言い聞かせているんじゃないかと思いました。
エリちゃんに、昨日、お見舞いにいったことをメールで送ると
「私とkはお客さんというだけの関係だから、そっとしてく」
そうかえってきました。
じゃあ、どうして自分のお爺ちゃんの通夜に彼を呼んだの?
kさんは、どうして、えりちゃんの家族のいる通夜に行き、通夜ぶるまいも
皆と一緒に食べて行ったの?
それが、ただの風俗嬢にすること?
エリちゃんは、ただのお客さんに葬儀場を教えるの?
違うんじゃない?
恋愛関係ではないにしても、二人は「居心地のよい存在」だったんじゃない?
一緒にいて肩が凝らない存在だったのなら、
エリちゃんは彼に「色々あったけど、お客さんの一人、ではないからね、
お父さんのような存在で頼っていた」
みたいな言葉を掛けてあげたら彼は、とても気持ちが良い最期が過ごせるかも、、、
とはいってもね、まあ男女のことはわからないから、、、
私は一人でお見舞いに行った時、ちゃんと
「感謝しています、私は日本一の納棺師になりたいと思って頑張っていられるのも
あのマンションに来てから、私が浄化されたからだと思う。
そのきっかけを作ってくれたのだから、ちゃんと感謝の言葉を伝えないといけないと思って
来ました。ありがとう、そう伝えて来ました。
「僕はたいしたことしてないんだけどね、、」
そうkさんはいいました。