https://www.youtube.com/watch?v=HU0su8bX4VE
ヤマトタケルは父・第十二代景行(けいこう)天皇の御子(みこ)・
小唯命(オウスノミコト)として生まれます。
しかし大変気性が激しい子供であったため、父はわが子に恐れを感じました。
まだあどけなさが残るオウスでしたが、大和から遠ざけるため危険な任務として朝廷に従わない九州・熊襲建(クマソタケル)兄弟の
征伐を命じたのです。
オウスは九州・熊襲(クマソ)に着くと、熊襲建(クマソタケル)兄弟は館を新築した祝い準備で忙しくしていました。
そして新築祝いの日、オウスは少女のように髪を結い、叔母のヤマトヒメから借りた衣装を着て女装し
熊襲(クマソ)の女たちに混じって宴に紛れ込みます。祝宴が進む中、熊襲建(クマソタケル)兄弟が酔ったのを見計らったオウスは、ついに懐に忍ばせていた短剣を取り出し兄をそして弟を殺します。
この強くて勇気ある行動から、オウスは日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と呼ばれるようになったのです。また帰路、出雲では出雲建(イズモタケル)を騙(だまし)て刀と木刀をすり替えて討ちました。