10時から納棺のお仕事が入りました。

正確にいうと、また「お布団安置」までのお手伝いですが、、、

納棺は葬儀社がやるみたいです。

このお仕事は31日の夕方入りました。

元旦は火葬場がお休みなので、2日に出棺かな?

田舎のほうでは、前火葬といって、火葬してから葬儀をすることがよくあります。

だから朝一に綺麗にして旅たちの準備をして、出棺というパターンかな?


午後からは、私の息子のおばあちゃん(ややこしいですが)が95歳でたった今お亡くなりになりました。

私の義理の母でもあるのですが、、、一番目の夫が55歳で亡くなり、私の息子はそのあと、義理の母を看てきたのです(まあ、嫁が、、なんですが)

お布団の中で訃報を息子から聞いて、今は80枚の町内に配る用紙をプリントしています。

何日か前、息子から「家族葬にしてお金をなるべくかけないで送りたい」と相談がありました。

「お母さんが、おばあちゃんの納棺はしてあげるから、それは葬儀費用から省けるよ」

そう約束したので、明日、夕方からおばあちゃんの「納棺」に行きます。

義理の母は、私が夫と結婚した当初は、女一人暮らしで、牛乳配達で生計を立てながら暮らしていました。

二十歳の私に、たらいで洗濯をする仕方とか、とにかく節約することを教えようとしました。

私は「なんでこんな貧乏なところに毎週来て、お小言をきかなければいけないんだ」と嫌気がさしていました。

1番目の夫は「マザコン」で一回りも上の人と結婚したのに、毎週日曜日はその母のところにしか連れていきませんでした。10年たって離婚ができて、その10年後、彼は癌で亡くなりました。

義理の母はお墓にいっては「みつお~~」と泣いていましたが、「私は幸せもんです。孫とその嫁に大事にされて本当に幸せです」と言っていました。

昔は、本当に気の強い人だったんですが、私に対しても「あんたがわるいわけじゃない、みつおも悪いんだから、気にしないで遊びにきてください」と言ってくれました。なんの良い思い出もないけれど、一度、母を「夢路」にしようと、日本髪をかぶせて、白塗りのお化粧で、派手な着物を着せたことがありましたが、母はだまって私の言うとおりにしてくれました。

それを病室の夫に見せたら、笑っていました。

ちょっとまだあるか探してみよかな~~


明日、何年ぶりかで母を見ます。

お見舞いもいかなかったのは、嫁が私の事を嫌っているから、行き辛かった、、、というのもありましたが、

私にとって、もう母はどうでもよい存在だったから、、、

それよりも自分の仕事、子供のこと、自分の両親が大切だったから、、、

最後にお詫びの意味も込めて心こめて納棺してきます
愛花 化粧納棺サービス