先生へ(お手紙書きたいけど、まだ書けないでいます)
先生、お体大丈夫ですか?
お仕事忙しいのでしたら、私が千葉までいって近くの
アパート借りて手伝いましょうか?
前にもこう書いて送りましたが、「大丈夫よ」とおっしゃいます。先生というのは「湯灌サービス」の社長(奥様)の事です。去年の今頃、先生、は大きな病気をされて、治って復帰したとき、私に電話くださいました。
私はお見舞いにもいかず、その後も訪ねて行ってません。私が行ったらお邪魔かな、、とか、千葉まで交通費が、、、とか、色々考えて行けません。
先生は入院して仕事が来ても行けなかった時、私を呼ぼうかな?考えてくれたそうです。でも、先生も私を呼ぶとなると、生活のことまで考えてあげなくてはいけないと思うと、呼べず、たまたま手伝ってくれる人がいたので、お願いしたのだそうです。
私も含めて、一匹狼(豚かも)は病気をすると、仕事もキャンセルすることになり、しいては仕事がこなくなってしまう。だから先生はゆっくり静養もなさらず、すぐに復帰されたのかな、、と思います。
先生のお宅に2度も図々しくも尋ねて行き、色々教えていただき、「独立したい」と言いますと「おやりなさいよ、50歳、いいじゃないの、このお仕事は60歳でも起業できます。1年2年は仕事がこなくて苦しいかもしれないけど、ご両親がいらっしゃるのでしょ、とりあえず、食うことさえできればいいじゃないの。」と励ましてといただき、
思い切って独立したものの、本当に、先が見えなくてどうしていいかわからず、営業もいけず、こうやってブログを書きながら自分を見失わないように、自分の気持ちを整理して、今何をするべきか、考えているのです。
先生はお元気かな?
そう思っても、先生に電話するときは「仕事いただけました!」という報告のとき、そう思って、かけれずいます。
今年の夏に「清泉」という豊川の遺体保全の会社1日に体験をして中国上海に研修にいけば私の仕事も広がっていく、と考え先生に相談しました。
先生は「私は反対です。上海に行ったところで、仕事は増えませんよ、私の友達も行きましたが、それで増えてはいません、私があなたにあげた注射針で十分抜けますから、心配せずにおやりなさい」とおっしゃいました。
清泉の社長は「注射針なんかで抜けやしない、すごい圧力でふすまが体液で汚れて大変なことになるんだ」と
いいました。やらない前から、2つの意見のどっちを
信用してよいのか、、またまた迷ってしまいましたが、
ご遺体に対して必要のないことはやらなくていい、これが私の出した結論でした。
体内をズタズタにして、「お体のお掃除」はちょっと?です。もし、ご遺族から「うちのおばあちゃんになんてことするんだ」と言われたら、それは何のための行為か?納得の出来ないことはやれない。
腹水がたまって棺のふたが閉まらない故人様が100人のうち何人いるか、そう考えてみると、今後も腹水抜きは必要ないことじゃあないかな?と思います。
写真は先生に戴いた200ccの注射器と「馬用の注射針」です。まだ未使用です