星とたんぽぽ | 櫻月

櫻月

浮遊する心の覚書

今回も通いました

しゅうくりー夢 vol.54
『かやくごはんと煮っころがし』
~見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ~

いつものように、感想だけね
あらすじは、色々な方がかいていらっしゃるので
そちらをご覧になってくださいねー

天使のジョーの間違いで
死んでしまった暁
何事も仕方がないと受け容れていた彼が
子供のころに叶えたかったこと
自分を捨てた母への手紙

私には恨みではなく
お母さんぼくが生まれて
嬉しく思ってくれたのかなぁ
それなのにどうして捨てたのかなぁ
という本当に純粋な疑問に聞こえた

寂しい思いをいっぱいしてきたのは
幸せな時間を知っているから
それはタカサブロウの家のみんなと
過ごした時間とはまた違う
自分だけの幸せな時間
大好きな綺麗なお母さんと過ごした時間

だから幼いこどもが尋ねるように
最後の一文を書いたのではないかなぁ
って私は感じた
 そう思いたいのかもしれないけれど

ジョーに連れられて
不思議そうな顔で店に入ってきた暁が
お母さんである美寿々を見た瞬間
息が止まりそうなくらい驚き戸惑い
そして今にも泣き出しそうな表情をする
ずっと見つめながら
ときに見つめることをためらうような
でも見ずにはいられない

その表情を見つけてしまったとき
目の前で重要なシーンが
繰り広げられているにもかかわらず
暁だけをずっと見続けてしまった

暁を演じられた北田さんは
ZAPPAで多く拝見していることもあって
今回のようにアクションや殺陣がない役を
拝見したことはあまり多くない
 現代劇もだわね
派手な動きを封じた分
包み込むような優しさや
細かい心の機微をよりよく感じられたなぁ

個人的には千穐楽バージョンで追加された
凛と2人のシーンも好きだけど
やっぱり
「今すぐ生き返らせてください!こんなの耐えられない!」
と吐露したあと
凛を慰めようと伸ばした手を
震えながら(凛に触ることなく)握りしめ
嗚咽をもらすシーンだろうか

もっとも最初の涙スイッチは
冒頭の暁の独白だったりするのだけど…

また、これはストーリーの展開上は
不可能なのだが
個人的には
もっちゃんと入れ替わった後のシーンを
北田さんでちょっと拝見したいなぁ
どうしても無理だけどね




睡魔が半端ないので
今日はこれだけ…
 うわーん、また溜まっていくよ

あっ、今回のブログタイトルは
お母さんが子守歌代わりに暁に聞かせていた
金子みすゞの詩のタイトルです